浅田進史研究室/歴史学

研究・教育・学会活動ノート

2020年度歴研大会特設部会準備ノート(1)/心に残っている言葉

 2020年12月5-6日歴研大会特設部会「『生きづらさ』の歴史を問うII―若手研究者問題について考える―」に向けて、毎週金曜16-18時に準備ノートを作り、このブログに掲載します。*1

 

2020年度歴史学研究会大会
第2日 12月6日(日) 9:30~17:30(特設部会11:30~14:00)
特設部会 「生きづらさ」の歴史を問うⅡ
 ―若手研究者問題について考える―  
問題提起―学会と若手研究者問題

    ……歴史学研究会若手研究者問題ワーキンググループ
ウェブ・アンケート調査からみえる若手研究者問題

    ……日本歴史学協会若手研究者問題特別委員会*2

 

 ここで日本歴史学協会若手研究者問題特別委員会のメンバーとして、登壇します。くわえて立場別報告書を執筆した委員会メンバー2名も報告し、またそのほかの立場別報告書執筆者もフロアから参加予定です。*3

 

 教育学者でも教育史専門でもないですし、歴史研究者でこの問題の専門家なんていないと思います。

 当日の発言時間は限られているため、またこのテーマの性格上、準備過程も含めてなるべく公開したほうがよいと考えました。

 12月に向けて、少しずつここに準備メモを少しずつアップして、関心のある方々と共有したいと思います。気づいたことがありましたら、ご指摘ください。


 まず、この問題に関わってきて、心に残っている、あるいは心にとめておきたい言葉を書いておきます。

 

  • 「中堅は若手の時の苦労を忘れている」
  • 「『この話題を口にしていいんだ』という空気をつくっていく」*4

 

  • 「匿名で現状を吐露できる場があることだけでも気が楽になったり、すこし未来に希望が持てたりします。」
  • 「学会・研究会等でいろいろな研究者とコミュニケーションできるときは本当に楽しいです。(……)つまり、学会・研究会等に経済的な理由等で参加できないことが不幸だと思います。」*5

 

  • 「はっきりいって信用できないんだ」*6

*1:2020年5月24日、29日Twitter「あさだしんじ」ツイートを一部改訂。

*2:歴史学研究会ホームページ より抜粋

*3:ここでの記載内容はあくまで個人的な見解です。所属している機関・団体の意見を代表するものではありません。

*4:西洋史若手研究者問題アンケート調査報告会、2013年5月12日@京都大学togetterまとめより。

*5:日本歴史学協会若手研究者問題検討委員会『「若手研究者問題」解決に向けた歴史学関係者の研究・生活・ジェンダーに関するウェブ・アンケート調査――中間報告書』2017年2月、75頁、85頁。

*6:身近な先輩に言われた言葉。