浅田進史研究室/歴史学

研究・教育・学会活動ノート

uta köbernick - tee kochenについて

 東ベルリン生まれで、政治風刺の歌詞で知られる歌手ウータ・ケーバーニクさん。

 彼女の歌を知ったのは、オキュパイ運動に際して、youtubeで色々と動画を探していたときでした。色々と聴いてみましたが、この "tee kochen" も気に入りました。

 

 

 「わたしが病気のときには、あなたがお茶をいれなさい」という歌です。いえ、病気のときでなくても、お茶をいれますけど。

 あるとき、学会企画の準備研究会後にメンバーでご飯を食べていました。

 ある年配のメンバーが「妻が体調が悪い時には、今日はご飯の準備はいいよ、といって、出前を注文しているよ」と述べたときに、すかさずジェンダー史を研究しているメンバーが、

 「先生、違います。そういうときには僕がつくるから、というんです。そういえるように普段から分担しましょう。」

 その当時、その方は男子学生ばかりを相手にする大学でして、講義に際して、よくこのように男子学生に説いているとのこと。

 そのとき、すぐに思い出したのが、この歌"tee kochen"でした。

 いまの職場では隔年でドイツ語外国書講読のコマをもっていますが、その度に機会をみつけてこの歌を紹介するつもりです。