浅田進史研究室/歴史学

研究・教育・学会活動ノート

「ゲスターポが来るまで」――ハンブルクのチャイナタウンについてのドキュメンタリー動画

 2020年5月13日、ローザ・ルクセンブルク財団(rls_history)の案内で、「ゲスターポが来るまで」という短いドキュメンタリー動画がYoutubeにアップされていることを知りました。*1

 ハンブルクのザンクト・パウリ地区にあるチャイナタウンを舞台にしています。

 これはドキュメンタリー映画の一部で、全体を鑑賞するには、DVDを注文する必要があります。

  • www.rotermundfilm.de
  • info@rotermundfilm.de

 19世紀末・20世紀初頭以降、どのようにハンブルクのチャイナタウンが形成されたのか、そしてナチ期にどのような経験をしたのか。当事者のインタビューを交えて構成されています。

 2019年度政治経済学・経済史学会冬季大会自由論題の部で、「19世紀後半・20世紀初頭のドイツ船籍によるアジア間中国系労働者輸送」という報告を行いました(2020年1月11日、早稲田大学)。

 映像にはその発表内容と重なっているところがあります。19世紀末・20世紀初頭のドイツ船舶のなかのボイラーといった苛酷な現場で、中国人船員が雇われていました。

*1:2020年5月22日Twitter「あさだしんじ」のツイート内容を改めたものです。