浅田進史研究室/歴史学

研究・教育・学会活動ノート

バスティオン・ポイント――ニュージーランドのマオリの歴史に関連して

 ドイツ植民地主義を研究する立場から、オセアニア地域での先住民権利回復運動に関する歴史についても、関心をもっています。

 Working Class Historyより、労働運動史にとって「今日は何の日」という情報が発信されていますが、2020年5月25日には、先住民関連の歴史についても知ることができました。*1
 1978年5月25日は、ニュージーランド警察が、同地のバスティオン・ポイントでのマオリによる土地占拠運動を攻撃した日とのことです。その後も抗議運動は継続し、1988年、政府が土地返還に同意しました。

 この出来事については、ニュージーランド文化遺産省研究調査・出版グループ(Research and Publishing Group of the New Zealand Ministry for Culture and Heritage)が作成するウェブサイト、NZ Historyで紹介されています。

 政府のウェブサイトで紹介している点は参考になりますね。

 バスティオン・ポイントについては、こんな論説も見つけました。

 ちなみに、NZ Historyには、第一次世界大戦や女性参政権運動などの特集が組まれており、こちらも参考になります。

*1:2020年6月8日Twitter「あさだしんじ」よりツイートした内容を改めたものです。