浅田進史研究室/歴史学

研究・教育・学会活動ノート

「帰ってきたドイツ労働史」――GLHAについて

 ドイツ労働史協会(German Labour History Association)、略称GLHAという団体を知りました。2017年2月に設立された団体で、労働史・労働運動史についての研究、発表、記録、教育事業および社会運動の促進を目的としています。ホームページはこちらからどうぞ。

 

 

 その代表であるシュテファン・ベルガー氏が、同協会設立の経緯について、ドイツ語圏での労働および労働者の歴史叙述と関連づけた報告を International Labor and Working-Class Historyに寄稿しました。

 

 

 また、GLHAは、2020年2月6日から8日にかけて「資本主義のなかの労働の自由」をテーマに掲げた大会を開催しました。そのプログラムはこちらを参照ください。

 

 

 その大会中、同協会の博士論文賞の授賞式がありました。受賞されたのは以下の論文です。

 

 

 大西洋奴隷貿易船の食事をテーマとした、とても興味深いタイトルです。

 

【追記 2021年3月11日】

 2020年12月16日、上記のメリーナ・トイブナー(Melina Teubner)の受賞講演記録がGLHAのウェブサイト上で刊行されました。 ダウンロードできるページへのリンクを貼っておきました。