浅田進史研究室/歴史学

研究・教育・学会活動ノート

「反ファシズム小史」について――スミソニアン・マガジン誌のウェブサイトより

 ローザ・ルクセンブルク財団からの情報で、2020年6月24日、『スミソニアン・マガジン(Smithsonian Magazine)』という雑誌のウェブサイトに、「反ファシズム小史」と題した論説が掲載されましたことを知りました。

  1930年代を中心に、現在の視点を交えた解説になっています。

 冒頭で、反ファシズムの側に立ってスペイン内戦に参加した、ミシシッピー州出身のアフリカ系米国人E・L・マクダニエルズの例が紹介されています。彼は、スペイン内戦での反ファシズムに対する戦いが、自国の人種差別に対する戦いと同じものだと確信していたとのことです。

 反ファシズム思想とその歴史的経験が国境を越えたものであったし、またそれを国境を越えて共有することは大切ですね。掲載された写真も見応えがあります。