はじめに
Digitales Deutsches Frauenarchiv(デジタル・ドイツ女性アーカイブ)のウェブサイトには、「Akteurinnen der Frauenbewegung(女性運動の女性活動家)」というページがあります。「女性なくして女性運動なし」という文言からリード文が始まります。
同ページのリード文の後に「Alle Akteurinnen」のタブをクリックすると、アルファベット順にこれまでに公開されたすべての女性活動家の人物紹介論説が掲載されたページに移ります。2020年11月23日時点で、96名の論説が掲載されていました。
このデジタル・ドイツ女性アーカイブは、SNSで「今日は何の日」とハッシュタグをつけて、上記の女性活動家の誕生日にその紹介ページを発信しています。
以下、このページに誕生日順に少しずつリンクを貼っていきます。
6月
6月19日
Eleonore Rombert (19. Juni 1923 in München-Ramersdorf - 2. Aug. 2004 in München)
西ドイツ再軍備反対運動の著名な活動家、1956年WILPF(婦人国際平和自由連盟)ドイツ支部の委員、DDRとソ連へ数度にわたって訪問。
7月
7月4日
Marie Munk (4. Juli 1885 in Berlin - 17. Jan. 1978 in Cambridge/Massachusetts, USA)
最初のベルリンの女性弁護士・裁判官、ヴァイマル期に女性の権利向上のための改革を要求。1945年以後、婚姻・家族・離婚に関する法律に関して女性団体・連邦司法省・議員は彼女の提案に取り組む。
7月20日
Siddy (Sidonie) Wronsky (20. Juli 1883 in Berlin - 8. Dez. 1947 in Jerusalem)
20世紀前半の重要な社会改革家・福祉活動家、市民層の女性運動およびユダヤ系女性運動の代表的人物。社会福祉事業を(女性の)職業として専門職とすることに参加、最初にドイツ、次にパレスチナで活動。
8月
8月7日
Anna Elisabet Weirauch (7. Aug. 1887 in Galaţi, Rumänien - 21. Dez. 1970 in Berlin [West])
俳優・作家、とくにヴァイマル期に発表された小説三部作 Der Skorpion. Ein Roman (1. Band, 1919; 2. Band, 1921; 3. Band, 1931) が有名。ドイツ語圏で女性の同性愛を肯定的にテーマ化した最初の女性作家の一人。
8月12日
Annemarie Schönherr (12. Aug. 1932 in Zörbig - 21. März 2013 in Potsdam)
ドイツ民主共和国にフェミニストの立場からの神学論を導入することに中心的な役割を果たし、また活動を推進した人物。
9月
9月10日
Marie E.P. König (10. Sept. 1899 in Forst, Lausitz - 5. Okt. 1988 in Saarbrücken Güdingen)
母権制研究者であり、その主張によって新しい女性運動に大きな反響を呼ぶ。