浅田進史研究室/歴史学

研究・教育・学会活動ノート

1848年革命後のドイツの女性と市民層の女性運動――ドイツ連邦政治教育センターより

 ドイツ連邦政治教育センター(Bundeszentrale für politische Bildung)のウェブサイトに、ドイツ女性運動家ルイーゼ・オットー=ペータース(Louise Otto-Peters, 1819-1895)についての特集号が掲載されていることに気づきました。

 

 

 その特集号のなかに、1848年革命後の女性運動についての論説がありました。

 

 

 掲載誌は学術雑誌というよりも、学術成果を一般向け、あるいは高等教育向けに普及するタイプの雑誌です。ドイツ近現代史の卒論、あるいは修士1年次でこのテーマを扱う人が読むドイツ語テクストとしていいかな、と思います。力作ですが。

 見出しを書き出しておきます。

  • Frauenleben in der zweiten Hälfte des 19. Jahrhunderts(19世紀後半における女性の生活)
  • Ursprünge der Frauenbewegung(女性運動の起源)
  • Frauenbewegte parlamentarische, bildungspolitische und soziale Arbeit(女性運動による議会活動・教育政策活動・社会事業)
  • Angekommen in der Mitte der Gesellschaft(社会の中心にたどり着く)
  • Erinnerung an die eigene Bewegungsgeschichte(独自の運動史への記憶)

 

 ちなみに、ルイーゼ・オットー=ペータースについては、デジタル・ドイツ女性アーカイブに論説がありました。以下にリンクを貼っておきます。

 

 

 また、日本語でもいくつかの論説がありました。2000年以降のものを挙げておきます。