浅田進史研究室/歴史学

研究・教育・学会活動ノート

新しい世代の「右翼の現代史」研究――zeitgeschichte | online(現代史オンライン)より

 いつもながらローザ・ルクセンブルク財団からの情報で、「右翼」をめぐる現代史研究の新しい動向を知りました。

 

 

 「右翼の現代史――最近の研究領域への新しい研究」といった意味です。"jung" を「若い」と直訳してもいいですけどね。2020年8月10日にゼバスティアン・ビショッフ(Sebastian Bishoff)、ドミニク・リゴル(Dominik Rigoll)、コルネリア・ジーベック(Cornelia Siebeck)の3人の研究者が、zeitgeschichte | online(現代史オンライン)というサイトに投稿した特集です。

 掲載されている論考は、2019年2月と2020年2月にポツダム現代史研究センターで開催されたシンポジウムを基にしているとのことです。

 

 

 方法論から東西ドイツ戦後史からネオナチまでをカバーする全部で8本の論考と、日常史・オーラルヒストリーで著名なルッツ・ニートハンマーのインタビュー(!)が掲載されています。

 

 というか、zeitgeschichte | online というサイト自体を初めて知りました。かなり興味深い特集がアップされています。またチェックしないと。