浅田進史研究室/歴史学

研究・教育・学会活動ノート

ドイツ女性運動文書館とアリーセ・マッツドルフ(1877-1932)―― #femaleheritage によせて

 カッセルにあるドイツ女性運動文書館(Archiv der deutschen Frauenbewegung)がブログ・パレード #femaleheritageによせて、デジタルドイツ女性アーカイブ(Digitales Deutsches Frauenarchiv)のウェブサイトに以下の記事を寄稿しました。

 

 

 この記事は女性写真家アリーセ・マッツドルフ(Alice Matzdorff, 1877-1932)を事例に、ある女性の経歴を調べる際の著作権上の問題について述べています。

 ここでは成功した女性職業写真家としてアリーセ・マッツドルフが紹介されており、彼女はドイツ女性運動文書館が所蔵する多くの写真の著作権を持っていたとのことです。第一次世界大戦のさなか、男性が圧倒的な職種にあって、彼女はとくに女性に焦点をあてて写真を撮影しており、当時の著名な雑誌、Die Welt der Frau や Gartenlaube の付録用に活動していました。その生涯を調べた経緯が記されており、参考になります。

 

 ドイツ女性運動文書館のウェブサイトのリンクも貼っておきます。

 

 

 実は、すでにこの文書館のプロジェクトを紹介する記事を書いています。

 

 

 また、同館が #femaleheritage にこれまでよせた論説をふくむ投稿記事一覧は、"Unsere Leseecke" に掲載されています。リンクはこちら。