浅田進史研究室/歴史学

研究・教育・学会活動ノート

フリッツ・バウアー研究所の所報 Einsicht について

 フリッツ・バウアー研究所(Fritz Bauer Institut)のホームページを訪問しました。

 

 

 映画にもなったフリッツ・バウアーは、ユダヤ系の裁判官で、ナチの迫害に遭い国外亡命しましたが、戦後、ドイツ連邦共和国に戻り、1956年以降ヘッセン州検事総長として司法制度の再建とナチ犯罪者の訴追に尽力しました。

 この研究所の紹介ページによれば、ナチ犯罪、とくにホロコーストの歴史と現在にいたるまでのその影響について調査・記録することが掲げられています。そして、出版、講演、展示会を通じて、ドイツ語および国際的な研究を仲介することに力点が置かれています。

 その所報 Einsicht は、無料でダウンロードできます。2018年から2020年までの3年分の特集号へのリンクを貼ってきます。