浅田進史研究室/歴史学

研究・教育・学会活動ノート

マルセル・ファン・デア・リンデンの「一つの世界階級」論

 研究メモです。

 2021年4月30日、ドイツ語日刊紙ユンゲ・ヴェルト( Junge Welt)にグローバル労働史を提唱するマルセル・ファン・デア・リンデン氏の論説が掲載されました。

 

 

 この論説は、今年の3月初めから5月初めにかけて開催されたマルクス主義に関するコロキウム「資本主義の様式転換と危機の役割――歴史的資本主義分析の基礎」の際に、彼が報告した「歴史的・政治的視点のなかの階級矛盾とグローバルな階級形成」を要約したものです。1800年代以降の労働と労働者運動を世界史的な視点で概観し、現在の課題を提示しています。