2021年7月18日にローザ・ルクセンブルク財団のウェブサイトに、「1936年スペイン革命における女性闘争」というタイトルの短い論説が掲載されました。リンクはこちらです。
スペイン内戦は共和政の防衛だけではなく、社会革命も並進しました。そのなかでも、この論説で取り上げられている女性組織、Mujeres Libres (自由な女性)には、革命の最初の数ヵ月で、2万人が加わったと指摘されています。この組織は無政府主義運動から端を発し、設立の契機は男性無政府主義者の振る舞いにあったとのことが指摘されています。
著者は、関連編著を2冊公刊しています。第2版が2020年に出版されています。
論説の末尾には、上記の著者の編著のほか、いくつか参考文献も挙げられています。また、雑誌 Mujeres Libres はデジタル化されているとのことで、そのリンクも貼られています。
このテーマについての日本語の研究としては、以下をどうぞ。
ちなみに、スペイン内戦80周年にあたる2016年にオンライン出版された、ドイツ語レポート「80年後――スペイン内戦1936-1939年、スペイン社会とドイツの介入」が、同じくローザ・ルクセンブルク財団のウェブサイトに掲載されています。現在、第2版になっています。関心のある方はどうぞ。
【2021年9月17日追記】
ローザ・ルクセンブルク財団の歴史ポッドキャスト Rosalux History 第10回に、スペイン内戦が取り上げられました。リンクを貼っておきます。