2021年8月3日、ドイツ語雑誌 Jacobin のウェブサイトに、ナチ・ドイツとの「アンシュルス(合邦)」期のオーストリア・ウィーンの舞台で、ファシズムに抵抗した俳優シュテラ・カドモンについての記事が掲載されました。
1931年、若いユダヤ系で、社会主義者でもあった俳優シュテラ・カドモンは、ウィーンのカフェの地下で "Lieber Augustin" という名の小さな芸術舞台を設立しました。彼女は1920年代にウィーンの劇場で活動した後、1938年に亡命せざるを得なくなるまで、この舞台で社会風刺・社会批判的な演目を披露したとのことです。パレスチナへの亡命と戦後の1947年にウィーンに戻った後も、彼女はナチ時代の恐ろしさを伝える劇場を設立しました。
この記事では、「赤いウィーン」時代にさかのぼって、彼女の活動について振り返っています。