浅田進史研究室/歴史学

研究・教育・学会活動ノート

トーマス・ヴェルスコップ氏について

 2021年8月19日、ドイツ社会史の拠点として知られるビーレフェルト大学で労働史・社会史・文化史を研究してきたトーマス・ヴェルスコップ(Thomas Welskopp)氏が逝去されました。

 大学院生時代、研究会を通じて知り合った若手研究者どうしで、彼が共編者となった社会史の方法論を扱った論文集を取り上げた講読会を行ったことがあります。ディルク・ファン・ラークさんによるその論文集の書評が H-Soz-Kult で読めます。リンク先は以下の通りです。

 

 

 30代で方法論の論文集を編むというチャレンジを意識しました。結局できませんでしたが。

 また、ちょうど留学する直前の年に、彼のモノグラフが出版されました。話題の研究であったことを覚えています。三月前期から社会主義者鎮圧法までのドイツ社会民主主義を扱った研究です。マルティン・レングヴィラーさんによる同書の書評のリンクも貼っておきます。

 

 

 まだ、60歳になる前の突然の訃報に驚きました。すぐに、各所から弔辞が寄せられました。

 フリードリヒ・エーベルト財団の弔辞はこちらです。

 

 

 また、ドイツ労働史協会(German Labour History Association)の弔辞はこちらです。

 

 

【2022年11月18日追記】

 2022年10月13-14日にかけて、ビーレフェルト大学歴史学部が故トーマス・ヴェルスコップ氏の追悼記念シンポジウムを開催しました。その様子が YouTube に録画配信されています。