浅田進史研究室/歴史学

研究・教育・学会活動ノート

ヴァイマル期教育改革――ドイツ文書館総合ポータルサイトArchivportal-Dより

 ドイツ文書館の総合ポータルサイト Archivportal-D では、"Im Blickpunkt" と題した視点重視のオンライン史料展示がアップされています。このブログでも、これまでにこのサイトIm Blickpunkt について紹介してきました。

 さて、2021年7月29日に、Im Blickpunkt の一つとして、ヴァイマル期の教育改革についての史料解説記事が掲載されました。リンクを貼っておきます。

 

 

 ここで紹介されている史料はバーデン=ヴュルテンベルク州立文書館に所蔵されているもので、解説記事は、ゾフィア・ショル(Sophia Schorr)さんとダニエル・リープ(Daniel Lieb)さんによるものです。また、このテーマに関してのさらなる史料検索についても指摘されています。

 

 紹介されている史料は以下の3点です。

 

  • Willi Flemming, Richtlinien zur Schulreform, in: Werbedienst der deutschen sozialistischen Republik, 79 (1919).
  • Georg Flatow, Die sozialpolitischen Errungenschaften der Revolution, in: Werbedienst der deutschen sozialistischen Republik,76 (1919).
  • Theodor Thomas, Was bringt die sozialisitsche Republik dem Handwerker, in: Werbedienst der deutschen sozialistischen Republik, 61 (1919).

 

 いずれも冊子体になっています。ドイツ革命下の社会主義的潮流のなかの教育改革論として理解できます。

 こういったテーマも卒論としてお勧めできそうです。