浅田進史研究室/歴史学

研究・教育・学会活動ノート

「ヴァイマル共和国の墓掘り人」――『南ドイツ新聞』より

 2021年9月24日、『南ドイツ新聞(Süddeutsche Zeitung)』のウェブサイトに、ホーエンツォレルン家とナチの関係について論じたシュテファン・マリノフスキーの近著を紹介した記事が掲載されました。

 

 

 記事のタイトルは、「ヴァイマル共和国の墓掘り人」というような意味です。ここではプロイセン王国の王家であり、ドイツ革命によって退位するまでドイツ帝国の皇帝を輩出したホーエンツォレルン家のメンバーがヒトラーの台頭に拍車をかけたかが論じられています。

 シュテファン・マリノフスキーの近著、『ホーエンツォレルン家とナチ』はこちら。

 

 

 ホーエンツォレルン家とナチの台頭との関係についての論争は、以前のこのブログでも少し紹介しました。関心のある方は以下をどうぞ。

 

【2022年1月13日追記】

 「学問の自由」の問題にまで飛び火しました。以下の記事もどうぞ。

 

 

 ホーエンツォレルン家は、左翼党とシュテファン・マリノフスキーさんに対する裁判を起こしましたが、ベルリン地方裁判所で敗訴しました。2021年12月12日付の『南ドイツ新聞』の報道をどうぞ。

 

【2023年5月22日追記】

 2023年4月12日、ドイツ語圏の歴史学総合ポータルサイト H-Soz-Kult に、『ホーエンツォレルン家とナチ』へのエッカート・コンツェさんによる書評が出ました。