浅田進史研究室/歴史学

研究・教育・学会活動ノート

ホロコースト関連論説・記事あれこれ

 またメモです。

 ナチズム、ホロコースト、ジェノサイドに関わる最近の記事へのリンクです。

 

 まず、2021年9月30日、ローザ・ルクセンブルク財団のウェブサイトに、75年前のニュルンベルク裁判を振り返る論説が掲載されました。

 

 

 論説末尾についている参考文献やニュルンベルク市立博物館の特集サイトへのリンクもあります。

 

 2021年9月28日、nd紙に80年前にキエフ近郊で起きた大量虐殺を回顧した記事が掲載されました。これは、1941年9月29日・30日にナチ保安警察特殊部隊が警察大隊と国防軍の協力をえて、バビ・ヤールでおよそ3万4000人ものユダヤ系住民に対する大量射殺を行った事件です。第二次大戦中の大量殺戮の個別ケースのなかでも最大の事件とみなされていると指摘されています。戦後記憶を含めて、広い視野から解説されています。

 

 

 日本でも報道されましたが、ナチ・ドイツのシュトゥットホーフ強制収容所(Konzentrationslager Stutthof)で約1万1000人におよぶユダヤ系の人びとの殺害をほう助した罪で問われた、96歳になる女性に対する裁判が2021年9月30日に始まりました。一時、姿を消しましたが、すぐに逮捕され、公判は10月19日に開始されました。当時、18・19歳であった彼女は、強制収容所の指揮官パウル・ヴェルナー・ホッペ(Paul Werner Hoppe)の記録係として働きました。民間人職員に対する初の裁判とのことです。

 

 

【2022年1月12日追記】

 ジェンダー視点のホロコースト研究論文集です。