ベルリンにあるフェミニズム文書館FFBIZ(Das feministische Archiv FFBIZ)は、1978年に女性運動活動家たちによって設立され、1968年以降の女性運動史とそれから派生した社会・政治・芸術運動を記録することを目的に掲げています。さらに、19世紀末以降の女性たちの記録と遺稿・遺物を収集することも行っています。
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この文書館が、2021年6月に決議されたベルリン市議会予算案によって20%の助成金削減という危機にさらされているとのことです。これに対して、FFBIZは、反対する公開書簡と署名呼びかけを行っています。
この文書館の価値、つまり文書館に収蔵されるべき価値を否定されてきたフェミニズムに関わる、ドイツ、ヨーロッパ、さらには世界各地から集められた史資料を収集してきたこと、そして世界各地からこの文書館を訪問していることを訴えています。
そのうえで、この予算案では、活動に大きな支障をきたすこと、さらに具体的に、現在、3名のパート勤務の文書館員を2名にしなければならなくなると指摘しています。
すでに1660名を超える署名が集まっています。重要な取り組みだと思います。