浅田進史研究室/歴史学

研究・教育・学会活動ノート

書評「下からの歴史――バイエルン・レーテ共和国」について

 2022年1月30日、ドイツ語でアナーキズムというタイトルのウェブサイトに、Geschichte von unten: Die bayerische Räterepublik(下からの歴史――バイエルン・レーテ共和国)と題された書評が掲載されました。

 

 

 書評された本は、以下の通りです。 

 

 

 バイエルンのレーテ共和国については、2019年に100周年ということで、いくつか本が出版されましたが、これらに続く新たな一冊ということです。そして、著者が「下からの歴史」を目指したこと、つまりバイエルンの運動が、一部の指導者によってではなく、大勢の労働者階級・下層階級、また農民やフェミニストの女性が担ったものであったことに力点が置かれています。