ドイツ連邦文書館のウェブサイトに、ヴァイマル共和国時代の選挙を「マラソン」という比喩で学ぶページ「ヴァイマル共和国の選挙マラソン――民主主義の勃興から共和国の解体まで」が掲載されました。
リード文を紹介します。
1920年から1933年の13年の間に、8回の国会選挙、2回の大統領選挙、さらに何度かの国民投票、州レベルの多数の選挙が行われました。これほど頻繁な選挙機会にも自由選挙の重要性が市民の意識にあったと指摘されています。投票率は平均して80%という高さであったとのことです。
8回の国会選挙についての解説はこちら。
さらに、いくつか関連するページへのリンクが貼られています。
- Wahlen zur Nationalversammlung 1919: Wie hätten Sie gewählt?(1919年の国民議会選挙を、実際の選挙民になったつもりで学ぶ学習サイト)
- Wie funktioniert eine freie, geheime und gleiche Wahl? Der Kurzspielfilm "Anna Müller-Lincke kandidiert" von 1919 bietet Erklärungen.(自由・秘密・普通選挙はどう機能したのか。1919年の無声短編映画「アナ・ミュラー=リンケの立候補」を解説としてリンクが貼られています)
- Wahlkampfreden 1928 im Originalton(元のページにはリンクの貼り忘れになっていますが、別のドイツ連邦文書館の同じタイトルのページへのリンクを貼っておきます。)
- Virtuelle Ausstellung: Öffentlich angeschlagen - Politische Plakate(政治ポスターについてのヴァーチャル展示)
最初の学習向けサイトは興味深い試みです。機会があれば、ゼミでも紹介したいですね。