浅田進史研究室/歴史学

研究・教育・学会活動ノート

エリーザベト・ハウプトマンについて

 2022年6月20日は、エリーザベト・ハウプトマンの生誕125周年とのことです。ローザ・ルクセンブルク財団のSNSで知りました。彼女の経歴については、FemBio からどうぞ。

 

 

 上記のサイトに書かれた彼女の生涯を要約します。

 彼女は作家であり、1925年にベルトルト・ブレヒトの助手として雇われました。1925年から1933年の間、彼女はすべてのブレヒトの作品に関わりました。ブレヒトの代表作『三文オペラ』(1928年)は、彼女が、ジョン・ゲイの『乞食オペラ』(1728年)に感銘を受け、それをドイツ語に翻訳してブレヒトに見せたことで生まれました。ハウプトマンの『ハッピー・エンド』(1929年)は、ドロシー・レインという仮名で執筆し、ブレヒトの歌詞がついたため、ほぼブレヒトの名前で公演されたと指摘されています。

 1933年以降、米国に移住し、ブレヒトの作品を英語に翻訳しました。1949年にベルリンへ移住し、ブレヒトの死後、全集を編集し、またベルトルト・ブレヒト資料館の設立を助けたことが説明されています。