浅田進史研究室/歴史学

研究・教育・学会活動ノート

ホロコーストと記憶へのアフリカ的パースペクティブ――Geschichte der Gegenwartより

 2022年7月31日、「ホロコーストと記憶へのアフリカ的パースペクティブ」と題した論説が、「現在の歴史(Geschichte der Gegenwart)」のウェブサイトに掲載されました。

 

 

 このテーマは、ディルク・モーゼスさんやマイケル・ロスバーグさんの論考もあり、ドイツ語圏で大きな議論の対象になってきました。

 

 見出しを紹介しておくと、「北アフリカの忘れられたユダヤ教徒」、「ヒトラーに敵対した植民地兵士」、「ある普遍的な兆候か」、「アフリカのジェノサイド」、「出会いのユートピア」、「南アフリカ――ラディカルな自己獲得」、「隣り合って」です。

 ヨーロッパのホロコーストとアフリカを多面的につないだ論考で、とても興味深いです。

 

 著者のシャルロッテ・ヴィーデマンさんは、2022年5月に『他者の痛みを理解する――ホロコーストと世界記憶』というタイトルの本を出版したジャーナリストです。本へのリンクを貼っておきます。

 

 

 話題になった本のようで、ハインリヒ・ベル財団が主催した討論会の録画映像がYouTubeで閲覧できます。