近刊の研究書の紹介です。
『法廷を前にした生存者たち――ナチ裁判における証人としてのアウシュヴィッツ収容者(1950-1976年)』という本の紹介を目にしましたので、メモ代わりにリンクを貼っておきます。
この紹介の冒頭部分では、ドイツ連邦共和国においてナチ裁判が、戦後初期にナチ犯罪を論じる一つのフォーラムであり、ホロコーストの生存者とかつての強制収容所の収容者は法廷の証人として、とくに論争を含んだテーマであったにもかかわらず、ほとんど研究のなかでは注目されてこなかったと指摘されています。
上記のページの下の方に、オープンアクセスへのリンクもあります。