浅田進史研究室/歴史学

研究・教育・学会活動ノート

『第七の十字架』の刊行から80年――nd紙より

 2022年7月3日、ドイツ語圏の左派系オンライン・ジャーナル nd 紙に、アンナ・ゼーガース『第七の十字架』刊行から80年を機に、比較的長い記事が掲載されました。

 

 

 リード文では、ちょうど80年前の1942年に刊行された『第七の十字架』は、ドイツ農村地域の住民がファシズムへと流れていく過程、そしてまた個々人の抵抗の余地を探す叙述になっていると指摘しています。

 

 日本では、1952年に筑摩書房から山下肇・新村浩訳で日本語版が刊行され、1972年に河出書房新社より再版された後、さらに2018年に岩波文庫の一冊として岩波書店から出版されています。岩波書店のホームページに掲載されている情報へのリンクを貼っておきます。