浅田進史研究室/歴史学

研究・教育・学会活動ノート

1972年ミュンヒェン・オリンピックとテロ事件について――ドイツ連邦文書館のヴァーチャル展示

 1972年に開催されたミュンヒェン・オリンピックから50周年ということで、最近、とくにテロ襲撃事件に焦点を当てたテレビ番組がドイツでよく放送されていました。

 ドイツ連邦文書館のウェブサイトにも、ヴァーチャル展示「1972年オリンピック――テロ襲撃が『オリンピックの平和』という古代の理想を破壊する」がアップされています。

 

 

 写真・文書の合計20点の史資料が閲覧できます。

 

 導入部分を要約します。

 

 1972年ミュンヒェンにおける第20回オリンピック大会期間の出来事は集合的記憶に深く繋ぎ留められています。それは1972年9月5日にオリンピック村イスラエル滞在地区でのパレスティナのテロリストの襲撃によって、それまでの「陽気な試合」が突然に終わりました。合わせて17名が死亡しました。殺害事件後にオリンピック大会の中止をもとめる多くの声が上がりました。しかし、国際委員会は競技の続行を決定しました。

 

 以降の解説には、見出しがついてまして、列挙すると、「たんなるスポーツ以上のもの」、「開催地としてのミュンヒェン」、「スポーツとドイツ政治」、「殺害事件」、「スポーツ上の最高記録と技術的な新しさ」になります。

 

 最後に、ドイツ連邦文書館所蔵の関連史料へのリンクが貼られています。