浅田進史研究室/歴史学

研究・教育・学会活動ノート

1982年、サブラ・シャティーラの虐殺から40年――taz紙より

 2022年9月16日、ドイツの左派系メディア taz 紙より、40年前に起きたレバノンの首都ベイルート近郊のパレスチナ難民キャンプ、シャティーラとサブラで3日間に及んだ虐殺事件、いわゆる「サブラ・シャティーラの虐殺」(1982年9月16-18日)についての記事が掲載されました。

 

 

 同記事では、キリスト教過激派が、パレスチナ難民とまた多くのレバノン人が殺害されたその三日間、そのキャンプを取り囲んでいたイスラエル軍も含めて、誰もその凶行を止めなかった、と指摘しています。犠牲者の数は、750人から3500人までかなりの幅があり、今日も不明確とのことです。

 この事件の国際的背景にくわえて、当時の虐殺を生き延びた人のインタビューが紹介されています。