浅田進史研究室/歴史学

研究・教育・学会活動ノート

1945年以降の反ファシズム特集号――ドイツ語圏の労働運動史雑誌より

 2022年10月8日、ドイツ語圏の労働運動史雑誌である、Arbeit-Bewegung-Geschichte (労働-運動-歴史)の2022年10月に刊行された第21巻第3号の目次がアップされました。特集テーマは、「シーシュポスとなる運命――1945年以降の反ファシズム」です。

 

 

 シーシュポスはギリシア神話に出てくるコリントの王です。ゼウスの怒りに触れて、地獄に落とされ、大石を山頂まで押し上げる罰を受けましたが、つねに最後のところで転落するため、この罰から永遠に逃れられないという話です。なぜこのタイトルかは、編集部からの特集についての説明がオープンアクセスになっていますので、そちらを読む必要がありますね。

 

 

 そのほか、第一次大戦関連の論考もオープンアクセスになっています。オープンアクセスではないですが、書評シンポジウム「グローバルな視点のなかの反ファシズム――トランスナショナル・ネットワーク、亡命コミュニティ、急進的インターナショナリズム」も面白そうです。