浅田進史研究室/歴史学

研究・教育・学会活動ノート

東ドイツ時代のモードから過去の多様性を問う映画――デジタルドイツ女性アーカイブより

 2022年10月6日より、ドイツで上映開始された In einem Land, das es nicht mehr gibt(もう存在しないある国で)の紹介記事が、デジタルドイツ女性アーカイブに掲載されました。

 

 

 監督はエルルーン・ゲッテ(Aelrun Goette)さん。東ベルリンで生まれ育った彼女自身の体験に基づいた映画で、ドイツ民主共和国時代のサブカルチャーやモードをテーマに、その過去がもつ多様性が描かれているそうです。

 とくに、1956年から1995年まで発刊され、ドイツ民主共和国のモード、文化、芸術、生活様式を発信した中心的なメディアであった『ジビレ――モードと文化の雑誌(Sibylle: Zeitscharift für Mode und Kultur)』が主要な舞台となります。

 デジタルドイツ女性アーカイブのこの記事では、そこからさらに女性の解放を目指した様々な雑誌が紹介されています。