「テクストのなかのバウハウス(Bauhaus im Text)」というウェブサイトにたどり着きました。バウハウスの遺産として建築物や日用品、工芸品だけではなく、膨大なテクストがあり、それは「近代の学校」としてのバウハウスの根幹となる特徴の一つだと、このウェブサイトは語ります。
「テクストのなかのバウハウス」プロジェクトの説明によれば、はじめての体系的かつ批判的にこのテクスト群の遺産に取り組んだものとのことです。
ここでは1919年から1933年までの時期のバウハウスの刊行・未刊行のテクストの注釈つき目録、共産主義的な学生グループ(Kommunistische Studentenfranktion, Kostufra)の雑誌、そして建築家であり、バウハウスの教師であったルートヴィヒ・ヒルバースアイマー(Ludwig Hilberseimer)の本 The New City. Principles of Planning (1944) の2つに注釈をつけて、事例的にオープンアクセスにする取り組みが進められています。
Konstufraの雑誌 Bauhaus はすでにオープンアクセス化されています。ヒルバースアイマーの本については、2023年3月の公開を予定しているとのことです。