浅田進史研究室/歴史学

研究・教育・学会活動ノート

ドイツの右翼テロとその連続性、(非)記憶について――ローザ・ルクセンブルク財団より

 2023年2月、ローザ・ルクセンブルク財団ウェブサイトに、「メルン、NSU、ハレ、ハーナウ――右翼テロ、連続性、ドイツの(非)記憶」というタイトルの論説が掲載されました。

 

 

 冒頭では、ドイツにおける右翼の暴力の長い歴史を示唆したうえで、現代におけるハーナウおよびハレ、そしてヴァルター・リュプケさんの殺害にその連続性が見出せると指摘します。そして、同時にその右翼の行為の非=記憶および非=傾聴にも長い歴史があると批判しています。

 とても興味深い指摘をもった論考と感じました。