浅田進史研究室/歴史学

研究・教育・学会活動ノート

キャンペーン「日本学術会議法の『改悪』に反対しましょう!」の紹介

 研究仲間であり、発起人の一人から「日本学術会議法の『改悪』に反対しましょう!」というキャンペーンをお知らせいただきました。こちらでも紹介しておきます。

 

 

 日本学術会議は学術の立場から社会・政府に助言を行う組織です。その選考方式はコ・オプテーション方式ですが、その方式に至った理由は、「日本学術会議に関するQ&A」で詳細に説明されています。

 

 

 それぞれの学問分野における業績を適切に評価・判断できない人が選考過程に影響を及ぼすことになったら、学術の立場から社会・政府に提言する組織としての信頼性や基盤が損なわれてしまいます

 政府からは「透明性を欠く」という指摘が挙がっていますが、研究者の研究成果はオープンです。会員となった研究者の学術的成果・業績はResearchmapなどで容易に見ることができますそれを適切に評価できない人が選考過程に加わっては本末転倒になるでしょう。学問の権威が学問の世界の外部によって恣意的に利用されかねません

 

【追記】

 ほかに関連サイトとして、大学フォーラム、安全保障関連法に反対する学者の会、それから日本歴史学協会の声明へのリンクを貼っておきます。

 学者の会の声明については、トップページを少しスクロールすると見ることができます。その後ろに、同様の声明を発表した学会・団体のリストがあります。