浅田進史研究室/歴史学

研究・教育・学会活動ノート

旧東ドイツ・アイデンティティと左派政治――ローザ・ルクセンブルク財団評論誌『ルクセンブルク』より

 2023年5月、ローザ・ルクセンブルク財団の評論誌  Luxembuerg: Gesellschaftsanalyse und linke Praxis に、ドイツ民主共和国、つまり旧東ドイツ出身であることのアイデンティティが左派の政治にどのようなインスピレーションを与えるか、というテーマの対談が掲載されました。

 

 

 冒頭で、レナーテ・ヒュルトゲンさんは、東ドイツ出身者と自称するかどうかについて問われています。つねに、自分の出自を記述する際に、ドイツ民主共和国出身であることが含まれるものの、ときには、教養層から離れた家庭出身、あるいはドイツ民主共和国の反対派出身、さらには左派の運営活動家として自己を理解していると述べています。自らが「東」アイデンティティだけではなく、多くのアイデンティティを同時にもつことを語っています。