これまでドイツ連邦文書館のヴァーチャル展示など紹介してきましたが、「歴史ギャラリー」と題されたウェブページをみつけました。
直近のテーマは、ナチズムに対する「抵抗の闘士」であり、最初に処刑された女性リーロ(リーゼロッテ)・ヘルマンについてです。
1909年6月23日にベルリンで生まれた彼女は、ドイツ共産党の学生組織に加入し、民主主義的権利と自由を守る活動への関与によって、1933年7月にベルリン大学から退学処分になりました。それ以降、抵抗運動に身を投じます。
そして、ヴェルサイユ条約で禁止されていた再軍備についての情報をドイツ共産党の広報部門へ伝え、戦争を準備するナチ体制の活動を知らせようとしました。その活動を理由に、ほか3人の仲間とともに、1937年6月12日、国家反逆罪を理由に死刑を判決されました。翌年6月20日にベルリンのプレッツェンゼーにある留置所で処刑が執行されました。
30点のデジタル化された史料とドイツ連邦文書館が所蔵する関連史料についての情報が記載されています。
ほかにも色々と講義のネタになりそうなテーマがならんでいます。
ドイツ連邦文書館は、「シンドラーのリスト」関連のテーマをよく取り上げていますが、この「歴史ギャラリー」でも項目が作成されています。リンクはこちらです。
こちらはオスカー・シンドラーの没後50年を記念して、連邦文書館所蔵の遺稿についての解説です。
もう一つ、「現代史資料」のページにもシンドラー関連の解説ページがあります。