浅田進史研究室/歴史学

研究・教育・学会活動ノート

ハンブルク州立・大学図書館の「脱X」声明

 2024年12月4日、ハンブルク州立・大学図書館(Staats- und Univeresitätsbibliothek Hamburg)のブログで、「脱X(eXit)」声明が公表されました。リンクを貼っておきます。

 

 

 2022年10月以降、イーロン・マスクによるTwitter買収以降、SNSとしてのXの転落は、彼による米国大統領選挙でのトランプおよび極右原理主義者の支持者、さらにトランプ政権への招聘によってさらに深まったと批判しています。これまでフェイク・ニュースの拡散に対して対抗すべく、Xアカウントを維持してきたけれども、もはやこの有害な場所に留まり続ける責任をとることはできないと判断されています。

 そして、今後は同館の発信を、インスタグラム、マストドン、ブルースカイ、フェイスブックで追ってほしいとのことです。ただ、Twitterアカウントを消去するのではなく、公開しないとのことで、これまでの発信はすべて記録しているといいます。それらはブルースカイで見ることができるということです。

 

 

 関連して、「Twitterエクソダス」についての nd紙の記事はこちら。

 

 

 ブルースカイがマストドンを一気に追い抜いたことで、マストドンは第2のツィッターにはなれないだろうとのこと。

 

【2024年12月16日追記】

 2024年12月12日、ドイツ各地のホロコースト追悼記念施設や研究者もXから離脱していることについての記事が、フランクフルター・アルゲマイネ紙に掲載されました。リンクはこちら。