浅田進史研究室/歴史学

研究・教育・学会活動ノート

デジタルドイツ女性アーカイブのオンライン開始5周年について

 ドイツ語圏の女性運動史に関するポータルサイト、デジタルドイツ女性アーカイブ(Digitales Deutsches Frauenarchiv)が、2023年9月13日をもってオンライン開始5周年になりました。この団体のSNSで知りました。ポータルサイトには、それを記録したページがあります。以下にリンクを貼っておきます。

 

 

 当時のオンライン開設記念式典についての記録映像もあります。女性参政権100周年にあわせて、2018年9月13日にベルリン・フンボルト大学の大学評議会ホールで開催され、開会に合わせて音楽も奏でられています。

 

ドイツのレーテ・コミュニズム人物事典(1920-1960年)について

 2023年11月7日、ローザ・ルクセンブルク財団のホームぺージに、2023年に出版された、Biografisches Lexikon des deutschen Rätekommunismus 1920-1960(レーテ・コミュニズム人物事典、1920-1960年)についての紹介が掲載されました。

 

 

 618の項目を含んでおり、また以下のリンクからオンライン版もダウンロードできます。

 

 

フーアマン『共同決定の歴史のなかの女性』――オープンアクセスの近刊書について

 ドイツ労使関係における共同決定の歴史について、女性に焦点を当てた本を知りました。フーゴ・ズィンツハイマー労働・社会法研究所のシリーズの一冊でして、以下にリンクを貼っておきます。オープンアクセスになっています。

 

 

 書誌情報によれば、2024年に刊行とのことですが、オンライン上では2023年12月にすでに公開されていました。

 112頁からなるコンパクトな本で、このテーマを知るのにとても役立つそうです。

 

世界人権宣言75周年を記念したローザ・ルクセンブルク財団特集サイトについて

 2024年になってしまいましたが、2023年は世界人権宣言75周年でした。1948年12月10日に国際連合総会で採択された、この宣言について、ローザ・ルクセンブルク財団のウェブサイトでは、その意義について考える特集が組まれています。リンクはこちらです。

 

 

 英語版、フランス語版、ドイツ語版、スペイン語版があります。

 学生とともに勉強しても面白そうです。

1945年以降のドイツにおける極右についての連続講演――ハンブルク現代史研究所より

 2023年10月19日より、ハンブルク現代史研究所では、"Mehr als eine Randnotiz. Die extreme Rechte nach 1945(欄外の注より以上の――1945年以降の極右)"という題の連続講演が開催されていることを知りました。主催者による企画趣旨についてのリンクを貼っておきます。

 

 

 これまで、10月19日、11月2日、11月23日、12月7日と計4回開催され、あと1月11日と2月1日の2回を残しています。

 また、11月23日の回までの音声録画が以下のウェブサイトで公開されています。関心のある方はどうぞ。