浅田進史研究室/歴史学

研究・教育・学会活動ノート

「花はどこへ行った」――レナータ・リトヴィノヴァによるマレーネ・ディートリヒ

 2022年4月22日、ロシアの俳優・映画監督・脚本家レナータ・リトヴィノヴァが、マレーネ・ディートリヒを演じて、「あなたたちはいつになれば学ぶのだろう」と歌った動画がYouTubeにアップされました。

 

 

 すでに116万回も再生されていますので、知っている方も多いかと思います。

 

 マレーネ・ディートリヒが歌った「花はどこへ行った」については、以下をどうぞ。

 

 

 

「植民地主義の終焉」――ローザ・ルクセンブルク財団歴史ポッドキャストRosalux Historyより

 このブログでは、ローザ・ルクセンブルク財団の歴史ポッドキャストRosalux Historyに投稿された音声放送を紹介してきました。今回は、第17回「植民地主義の終焉」についてです。以下のリンク先から視聴できます。

 

 

 アジアの独立闘争、アフリカの脱植民地化、そして現在の植民地主義の痕跡について、それぞれの専門家が解説しています。

 また、参考として、ドイツ連邦政治教育センターの特集『20世紀の脱植民地化』、国連総会決議1514「植民地と人民に独立を付与する宣言」(1960年12月14日)などへのリンクが貼られています。

 

中央アジアのソ連理解――オープンアクセスの論文集

 2021年12月に、ローザ・ルクセンブルク財団のウェブサイトに、『中央アジアにおけるソ連的なるものの理解』というタイトルの論文集のPDF版が
がアップされました。いまのところ、PDF版が自由にダウンロードできます。

 

 

 植民地主義研究やジェンダー研究に関わる論考が多く掲載されていて、興味深いです。

 目次は以下の通りです。

 

  • Zu dieser Ausgabe und über die Originalpublikation sowie Shtab
  • Vorwort ...... Bini Adamczak
  • Sowjetisch = kolonial? (Pro und Contra) ...... Sergej Abašin
  • „Die Frau des Ostens.“ Sowjetische Geschlechterordnung in Zentralasien
    zwischen Kolonialisierung und Emanzipation ...... Tat’jana Ščurko
  • „Seien Sie mutig und lesen Sie alles!“ Der Briefwechsel zwischen Mitarbeiterinnen der Frauenabteilungen der Kommunistischen Partei (Ženotdely) in Kirgistan in den 1920er-Jahren ...... Anara Moldoševa
  • Die helle Vergangenheit. Das Phantasma der Defamilialisierung in der sowjetischen Science-Fiction-Literatur der 1950er- bis 1970er-Jahre ...... Oksana Šatalova
  • Das Sowjetische politisch ergründen Kommunistische Versprechungen ...... Georgij Mamedov
  • Die fortschrittliche Peripherie. Das „Sternenbüro“ in Frunse als „absehbarer Zufall“ spätsowjetischer Entwicklung ...... Mohira Sujarkulova
  • Die Utopie des sowjetischen Öko-Projekts ...... Michail Mylnikov

 

ドイツの政党関係史料の整理・保存の取り組み

 2022年4月26日、フリードリヒ・エーベルト財団のホームページに、ドイツの政党系財団の文書館による史資料収集・記録保存についての共通化・体系化に合意した文書が掲載されました。

 

 

 この文書にかんする説明文では、政治財団の文書館がドイツの文書館の重要な一部をなしていること、また歴史的に形成された文脈のなかで史資料を継承することを保障し、最適化するために、ほかの文書館との協同作業が義務づけられていると指摘しています。

 文書では記録・収集保存の組織体系を共通化することが謳われています。そして、それがデジタル資料と同様に専門性に裏付けられた収集戦略、史資料の体系性・連続性をもつ史資料継承の保障を透明化すると強調されています。

 署名している6つの財団は、以下の通りです。

 

  • Rosa-Luxemburg-Stiftung e.V.
  • Friedrich-Ebert-Stiftung e.V.
  • Friedrich-Naumann-Stiftung für die Freiheit
  • Konrad-Adenauer-Stiftung e.V.
  • Hanns-Seidel-Stiftung e.V.
  • Heinrich-Böll-Stiftung e.V.

 

 たしかに政党系の財団が史料収集・保存に共通の土台をもっていると、ありがたいですよね。

 

「報道の自由」について――ベルリンの「見ざる聞かざる言わざる」

 2022年5月3日、「国境なき記者団」による今年度の世界各国の報道の自由度に関するランキングと分析が発表されましたね。

 

 

 先日、ベルリンのポツダム広場を歩いていましたら、「見ざる聞かざる言わざる」をモチーフにしたジャーナリスト団体の広告を見かけました。

 

報道の自由」がなければ「見ざる聞かざる言わざる」
2022年5月13日、ベルリン・ポツダム広場にて(筆者撮影)

 

 ドイツは、昨年度の13位から16位に落ちまして、その原因として、ジャーナリストおよびそのニュースソースを危ぶむ法制度、メディアの多様性の減退、デモの際の暴力が挙げられています。とくに、新型コロナ関連のデモの際に、メディア関係者に対する危険行為とそれへの警察の対応の不十分さが指摘されています。

 

 

 2022年の日本の順位は71位ですね。2010年は11位でしたが。