浅田進史研究室/歴史学

研究・教育・学会活動ノート

歴史博物館関係

ドイツ表現主義と植民地主義――ローザ・ルクセンブルク財団より

2021年11月22日、ローザ・ルクセンブルク財団のウェブサイトに、ドイツ表現主義と植民地主義の関連を問う論文集を紹介する記事が掲載されました。リンク先はこちらです。 Aagesen (Hrsg.): Kirchner und Nolde. Expressionismus Kolonialismus; 2021, in: Ro…

Memoria, 48(09/2021)――アムステルダムのホロコースト・ネーム・モニュメントより

メモです。 オランダのアムステルダムにあるホロコースト・ネーム・モニュメントが発行する機関誌 MEMORIA が公開されています。 Memoria, No. 48 (09/2021) 内容は以下の通りです。 KL Plaszow. An Interview about the New Space of Memory in Cracow Holo…

フンボルト・フォーラムへの反植民地主義的批判――taz紙より

2021年9月20日、タッツ(taz)紙に「フンボルト・フォーラム――そしてそれ〔プロイセン文化財団〕はさらに漕いでさかのぼる」という記事が掲載されました。 Susanne Messmer, Humboldt Forum: Und sie rudern weiter zurück, in: taz.de, 20. September 2021.…

SYNAGOGA――ホロコースト後の最初の大きなユダヤ教・芸術展覧会カタログのデジタル化

ベルリンのユダヤ博物館(Jüdisches Museum Berlin)のウェブサイトに、1961年にノルトライン=ヴェストファーレン州のレクリングハウゼン(Recklinghausen)で開催された、ホロコースト後の最初の大きなユダヤ教・ユダヤ芸術展覧会のカタログがデジタル化さ…

「ブランデンブルクの森のなかのカール=マルクス=アレー」――ローザ・ルクセンブルク財団より

2021年9月8日、ローザ・ルクセンブルク財団に「ブランデンブルクの森のカール=マルクス=アレー」という論説が掲載されました。 Irmgard Zündorf/ Dr. Jürgen Danyel: Die Karl-Marx-Allee im Brandenburger Wald, in: Rosa-Luxemburg-Stiftung, 8. Septemb…

1920年の対抗革命、中部ドイツにおけるカップ=リュトヴィッツ一揆――イエナ市立博物館より

以前にこのブログで、第一次世界大戦直後に起きた、反ヴァイマル共和国勢力による軍事クーデタ、カップ=リュトヴィッツ一揆についてのドイツ連邦文書館ヴァーチャル展示を紹介しました。 「カップ=リュトヴィッツ一揆、1920年――ドイツ連邦文書館ヴァーチャ…

ルール博物館特別展「わたしたちはここから――トルコ=ドイツ生活、1990年」

ドイツのルール博物館(Ruhr Museum)で、2021年10月31日まで、1961年に締結された西ドイツ・トルコ間二国間協定(労働者募集協定)60周年を機に、写真展が開催されています。 Foto-Ausstellung: Wir sind von hier. Ergun Çağatay | Ruhr Museum 展示された…

ドイツほか歴史博物館のなかの「社会的市民権」展示について

ローザ・ルクセンブルク財団ウェブサイトで、2021年6月14日に、ヴォルフガング・イエーガー『博物館における社会的市民権――9つの文化史博物館における社会的民主主義の表象』(2020年)の書評が掲載されました。 Wolfgang Jäger, Die Repräsentation soziale…

マウトハウゼン強制収容所記念館ウェブサイトについて

オーストリアで建設されたナチ強制収容所の中心施設であったマウトハウゼン強制収容所。その記念館ウェブサイトのリンク先を貼っておきます。 Mauthausen KZ-Gedenkstätte ”Wissen” には、この収容所の歴史、副施設、証言者、強制収容所記念館の歴史、収集物…

フリッツ・バウアー特別展――「テロのトポグラフィー」より

ナチズムによるホロコーストの犠牲者を追悼する祈念施設・野外博物館「テロのトポグラフィー」がベルリン国会議事堂の近くにあります。すでに多くの方が知っていると思います。 2021年5月22日から10月17日まで、同館でフリッツ・バウアー特別展が開催されて…

新型コロナ感染症を記録する風刺画、ポスター、モノなど――ドイツ歴史博物館ブログより

ドイツ歴史博物館(Deutsches Historisches Museum)のブログでは、新型コロナ感染症の世界的流行をテーマとする Pandemie のカテゴリーがあります。 Pandemie – Deutsches Historisches Museum: Blog いまのところ5つの記事が投稿されています。 Zeugnisse …

フンボルト・フォーラムとベニン・ブロンズ返還問題

2021年3月22日、『南ドイツ新聞』(Süddeutsche Zeitung)オンライン版に、フンボルト・フォーラムがベルリン民族学博物館からベニン・ブロンズとして知られる銅像・レリーフの返還について、9月までに決定されるという記事が掲載されました。 Benin-Bronzen…

「抗議と民主主義」――ボンの歴史館YouTube動画の紹介

ボンにあるドイツ連邦共和国歴史館(Haus der Geschichte der Bundesrepublik Deutschland)のYouTubeチャンネルに「抗議と民主主義(Protest und Demokratie)」と題された短い動画(2分32秒)がアップされました。2020年12月1日のことです。 Protest und D…

ポルトのホロコースト博物館について

2021年2月9日、Jewish Heritage Europe というウェブサイトに、ポルトガルのポルトでイベリア半島初のホロコースト博物館が開館したという記事が掲載されました。 Portugal: Holocaust Museum in Porto has opened, the first on the Iberian peninsula, in …

ケルン市ナチ資料センターを仮想訪問してみました

4月ですね。講義・ゼミの資料を探す季節です。 ケルン市ナチ資料センターのウェブサイトで、同館の展示がヴァーチャル見学できることを知りました。以下は同サイトのトップページのリンク先です。 NS-Dokumentationszentrum der Stadt Köln トップページの左…

ドイツ移民関係資料センター兼博物館とTheodor Wonja Michaelについて

ケルンにドイツ移民関係史資料センター兼博物館があることをはじめて知りました。以下にホームページへのリンクを貼っておきます。 DOMiD e.V. – Dokumentationszentrum und Museum über die Migration in Deutschland そのサイトに、Theodor Wonja Michael…

バラザニ・ベルリン――植民地主義に抵抗するウェブサイトについて

ローザ・ルクセンブルク財団のSNSより、2020年12月14日に ”BARAZANI.berlin” というウェブサイトが立ち上がったという知らせが発信されました。そのリンク先はこちらです。 BARAZANI.berlin – Forum Kolonialismus und Widerstand このウェブサイトのタイト…

「ベルリンにおける抵抗 1933ー1945年」――ドイツ抵抗記念館オンライン出版シリーズ

ベルリンにあるドイツ抵抗記念館のホームページには、ナチズムに対するベルリンでの抵抗運動について、各地区ごとにまとめた冊子が掲載されています。 Gedenkstätte Deutscher Widerstand - Widerstand in Berlin 1933-1945 今のところ、全14巻が出版され、…

ドイツの博物館教育・知識伝達のための新マニュアル

2020年12月、ドイツ博物館同盟(Deutscher Museumsbund)とドイツ連邦博物館教育連盟(Bundesverband Museumspädagogik)が共同で編集した博物館教育・知識伝達のための新しい手引書が刊行されました。 その解説文が掲載されたウェブサイトへのリンクを貼っ…

ドイツの「運命の日」について――ドイツ歴史博物館より

ドイツでは、11月9日は歴史上重要な出来事が起きた特別な日として、「運命の日(Schicksalstag)」と呼ばれます。すでに、日本語でも色々なウェブサイトで紹介されているので、ご存知の方も多いと思います。 さて、ドイツ歴史博物館(Deutsches Historisches…

「新しい女性運動の女性パイオニア」――FrauenMediaTurmについて

2020年10月19日、デジタルドイツ女性アーカイブ(Digitales Deutsches Frauenarchiv、DDF)にケルンのフェミニズム資料館・図書館、フラウエン・メディア・トゥルム(FrauenMediaTurm、FMT、女性メディア塔の意)が「新しい女性運動の女性パイオニア」という…

Grenzenlos――植民地主義から問い直すハンブルクの歴史展示

ドイツ植民地主義にかかわる歴史展示の紹介です。 ハンブルクの労働博物館(Museum der Arbeit)で、2020年9月30日から2021年4月1日まで "Grenzenlos: Kolonialismus, Industrie und Widerstand" と題した特別展示が開催されています。副題は「植民地主義、…

「アパルトヘイト、NO!」――冷戦下東西ドイツの国際連帯について

2019年12月、ローザ・ルクセンブルク財団ウェブサイトに、「アパルトヘイト、NO!――ドイツ民主共和国とドイツ連邦共和国における連帯の諸相」という論集が掲載されました。 Andreas Bohne, Bernd Hüttner, Anja Schade, Apartheid No! Facetten von Solidari…

「ゲルマン人」展について――James-Simon-GalarieとNeues Museumにて2021年3月まで開催

ベルリンの博物館島(Museumsinsel)にある ジェームズ・サイモン・ギャラリー(James-Simon-Galarie)と新博物館(Neues Museum)で「ゲルマン人――ある考古学的目録調査」展が2021年3月まで開催されています。新型コロナ感染の再拡大で今後、どうなるかはわ…

ホロコースト記念館の生存者の証言映像について

ヤド・ヴァシェム、すなわちホロコースト記念館(The World Holocaust Remembrance Center、Internationale Holocaust Gedenkstätte)については、いまさら紹介するまでもないかもしれません。一応、ここにリンクを貼っておきます。 Yad Vashem - The World …

ドイツ技術博物館における大西洋奴隷貿易の展示替え――「犠牲者の語り」からの脱却

2020年8月21日のベルリン日刊紙『デア・ターゲスシュピーゲル(Der Tagesspiegel)』のウェブサイトに、ドイツ技術博物館にある「海運(Shifffahrt)」部門の展示内容についての記事が掲載されました。 Andreas Conrad, Weg mit dem Menschenkäfig: Im Techn…

イギリスの博物館とBlack Lives Matter運動――BBC Newsより

2020年6月29日に、BBC Newsのウェブサイトで、「どのようにイギリスの博物館がブラック・ライヴズ・マターに応えているのか」と題した論説が掲載されました。 How UK museums are responding to Black Lives Matter この論説には、「ブラック・ライヴズ・マ…

ミニチュア模型特別展示「分断された都市、1945-1990年」――フォーラム・ヴィリー・ブラント・ベルリンより

第二次世界大戦後のベルリンの歴史に関心のある人には興味が引かれる情報かもしれません。*1 ヴィリー・ブラント財団より。Forum Willy Brandt Berlinでミニチュア模型特別展示「分断された都市、1945-1990年」が開催中です。入場無料とのことです。2020年1…

「署名のない手紙」――BBCラジオのなかのドイツ民主共和国史

今日は「署名のない手紙」という博物館展示についてです。ローザ・ルクセンブルク財団からの情報で知りました。すでに色々な方が紹介していますが、こちらでも情報提供します。*1 ベルリン情報通信博物館(Die Ausstellung im Museum für Kommunikation Berl…

ナチズムに対するシンティ・ロマの抵抗についての教材――ベルリンのドイツ抵抗記念館より

ベルリンにドイツ抵抗記念館という施設があります。*1 Gedenkstätte Deutscher Widerstand そこに「Bildungsangebote」という項目があり、さらにその下部に「Lernmaterialien」という教材提供ページがあります。 そのページに新たに、ナチズムに対するシンテ…