浅田進史研究室/歴史学

研究・教育・学会活動ノート

2020-10-01から1ヶ月間の記事一覧

ファシズム理論の本――Mathias Wörsching, Faschismustheorien (2020)

日本学術会議会員候補者の任命拒否問題の対応、歴史学の若手研究者問題関連の企画、またふつうに原稿の締切、校正など、ちょっと頭が追いつかない日々になってしまいました。 久しぶりの投稿です。2020年7月14日にローザ・ルクセンブルク財団のウェブサイト…

エルバーフェルトで開かれた最初の共産主義者の集会――西ドイツ新聞の記事より

いつものように、ローザ・ルクセンブルク財団からのニュースで知った記事です。2020年7月3日、『西ドイツ新聞』のウェブサイトに、エルバーフェルトで最初に開催された共産主義者による集会についての記事が掲載されました。 Reiner Rhefus, Die ersten komm…

日歴協若手研究者問題特別委員会の取り組み――10月19日ウェブ・アンケート最終報告&討論会動画公開

2020年10月19日、日本歴史学協会若手研究者問題特別委員会はYouTube上で、若手研究者問題に関するウェブ・アンケート最終報告&討論会を開催しました。 www.youtube.com 立場別報告は動画を順次公開して、皆さんに視聴してもらい、またその後も好きな時間に…

2020年度歴研大会特設部会準備ノート(14)――「歴史学と若手研究者問題」歴史学研究会編『第4次現代歴史学の成果と課題』(2017年)の振り返り

はじめに 1 人文科学系・社会科学系および「史学」の大学入学者数の推移 2 人文科学系学科別大学入学者数の推移 3 国公私立別の「史学」大学入学者数の推移 4 国公私立大学の授業料・入学料の推移(1975-2017年度) 5 2013・2016年度人文社会科学系大学教員…

日本学術会議の任命拒否問題について――図にしてみました

2020年10月1日、日本学術会議候補者6名の任命が内閣総理大臣によって拒否されました。日本学術会議はもとより、各学会・団体・個人が次々と批判しています。わたしもいくつかの取り組みに関わっています。 すでに批判の論点は出そろっていると思います。とく…

W・E・B・デュボイスのヨーロッパ旅行ルート(1892-1894年)――Helmut Walser Smithさんのウェブサイトより

数多くの研究業績をもつドイツ近現代史研究者、Helmut Walser Smithさんのホームページに、W. E. B. デュボイスが1892年から1894年にかけてヨーロッパを旅行したルートを記した地図がアップされました。HWS Mapsと題されたページに掲載されています。 The Tr…

日歴協若手研究者問題特別委員会の取り組み――ウェブ・アンケート調査立場別報告書

2020年10月19日に日本歴史学協会若手研究者問題特別委員会は、YouTube配信によるウェブ・アンケート調査最終報告&討論会を行います。 日本歴史学協会若手研究者問題ウェブ・アンケート調査最終報告&討論会 ひとまず、ようやくこの委員会が取り組んできたウ…

1972年BMW工場でのイタリア人労働者によるストライキについて

2020年7月11日、Abendzeitung紙のウェブサイトに、1972年にBMW工場でのイタリア人労働者ストライキを研究したジーモン・ゲーケ(Simon Goeke)さんへのインタビュー記事が掲載されました。 リンク先はこちらになります。 Der BMW-Streik, von dem kaum jeman…

「植民地なき植民地主義」としてのスイス――Neue Züricher Zeitungのインタビュー記事より

2020年7月10日、Neue Züricher Zeitung(新チューリヒ新聞)のウェブサイトに、植民地期インドを主な研究領域として、トランスナショナル史・グローバル史に取り組むハラルド・フィッシャー=ティネ(Harald Fischer-Tiné)氏へのインタビュー記事が掲載され…

東ドイツの中近東政策――ローザ・ルクセンブルク財団ウェブサイトの書評

2020年7月1日、ローザ・ルクセンブルク財団のウェブ・サイトにドイツ民主共和国の中近東政策についての2冊の専門書を取り上げた書評が掲載されました。 Angelika Timm, Zwei Publikationen zur Nahostpolitik der DDR: Kritische Würdigung zweier Neuersche…