浅田進史研究室/歴史学

研究・教育・学会活動ノート

思想史

「流れに抗して――社会主義者と1870・71年独仏戦争」について

2022年5月、ローザ・ルクセンブルク財団に、「流れに抗して」と題して、1870・71年の普仏戦争、もうドイツでは独仏戦争と呼ばれるのが一般的になったこの戦争で、戦争反対の立場を採った社会主義者に焦点をあてた論説が掲載されました。その紹介ページへのリ…

反ファシズム雑誌 Der rechte Rand の特集号「反フェミニズム」について

「反ファシズム雑誌」を掲げるドイツ語圏の隔月発行の雑誌を知りました。すべて小文字で "der rechte rand" という名前のホームページで、実際の雑誌の表紙には、スペースなしに "derrechterand" と印刷されています。 der rechte rand 意味は、「右の端」、…

Stanford Encyclopedia of Philosophy について

Stanford Encyclopedia of Philosophy というスタンフォード大学のウェブサイト上で提供されている哲学事典を知りました。 Stanford Encyclopedia of Philosophy 1995年から同大学の言語情報研究センターで着想され、2006年に新しい検索エンジンを組み込んだ…

ライプツィヒ大学――第二次世界大戦後の左派知識人の交流の場として

2022年3月25日、ドイツ語圏の左派系メディア、nd のウェブサイトに、「一時的な協定」と題して、第二次世界大戦後のライプツィヒ大学が左派知識人にとって果たした役割を解説する論説が掲載されました。 Ernst Müller, Ein Pakt auf Zeit, in: nd, 25. März …

フェミニズムの歴史を学ぶドイツ語カード教材 Feminist History Walk――ローザ・ルクセンブルク財団ウェブサイトより

2022年3月にローザ・ルクセンブルク財団ウェブサイトに、「フェミニスト・ヒストリー・ウォーク」と題した、世界各地のフェミニズム運動の言葉と活動を紹介した学習教材がアップされました。教材全体の説明はこちら。 Anne Steckner, Feminist History Walk:…

ヴァイマル共和国時代のドイツ社会学について――Archivportal-Dより

ドイツ文書館総合ポータルサイト Archivportal-D の "Im Blickpunkt(視点のなかで)" というオンライン史料展示企画のなかで、ヴァイマル共和国時代のドイツ社会学をテーマとした論説が掲載されました。 Sebastian Klauke, Soziologie in der Weimarer Repu…

映画監督マルガレーテ・フォン・トロッタが語るローザ・ルクセンブルク

2022年2月21日、映画監督マルガレーテ・フォン・トロッタ(Margarethe von Trotta)さんがローザ・ルクセンブルクについて語るインタビュー動画(34分27秒)がローザ・ルクセンブルク財団YouTubeチャンネルで公開されました。 «Sie hat das gelebt, was sie …

月刊誌UTOPIE kreativ のオープンアクセス化について

2022年2月17日、ローザ・ルクセンブルク財団のウェブサイトに掲載された記事によって、月刊誌"UTOPIE kreativ" (創造的ユートピアの意)の第1号(1990年9月)から第61号(1995年11月)がオープンアクセス化したことを知りました。 «Utopie kreativ» Heft 1-…

エンゲルスと住宅問題についての小冊子――ローザ・ルクセンブルク財団より

2021年11月、ローザ・ルクセンブルク財団のウェブサイトに「フリードリヒ・エンゲルスと住宅問題」と題した小冊子の紹介文が掲載されました。無料ダウンロードできます。 Michael Brie, Friedrich Engels und die Wohnungsfrage, in: Rosa-Luxemburg-Stiftun…

「ローザ・ルクセンブルクのインターナショナリズム」――トリビューン紙より

研究メモです。 2021年3月5日、トリビューン紙のウェブサイトより「ローザ・ルクセンブルクのインターナショナリズム」という論説が掲載されています。 Michael Löwy, "The Internationalism of Rosa Luxemburg," Tribune, March 5, 2021. ローザ・ルクセン…

Der Funke――フリードリヒ・エーベルト財団ウェブサイトよりオンライン公開

Internationaler Sozialistischer Kampfbund(ISK、国際社会主義闘争同盟)が発行しした日刊紙、Der Funke (デア・フンケ)がフリードリヒ・エーベルト財団のウェブサイトでオンライン公開されています。リンク先はこちら。 Der Funke: Tageszeitung für Re…

ドイツ語圏アナーキズム研究プロジェクトのウェブサイトについて

2022年1月1日、ローザ・ルクセンブルク財団のSNSより、フリッツ・ブルップバッハー(Fritz Brupbacher, 1874-1945)についての情報発信がありました。 1945年1月1日にチューリッヒで亡くなった、スイスの最も有名なアナーキストの一人として、紹介されてい…

Sozialisitsche Monatshefte(社会主義月報)のオンライン版について

2021年12月14日、フリードリヒ・エーベルト財団のSNSで、85年前、つまり1936年12月14日に Sozialistische Monatshefte(社会主義月報、1897-1933年)の編集者、ヨーゼフ・ブロッホ(Joseph Bloch)がナチ支配から逃れるために亡命していたプラハで亡くなっ…

1937・38年ソ連での大テロルにおけるドイツ出身・ドイツ国籍者の犠牲者――ローザ・ルクセンブルク財団よりオープンアクセス文献

2006年3月、ローザ・ルクセンブルク財団のウェブサイトで、以下の文献が公開されました。オープンアクセスです。 Ulla Plener/ Natalia Mussienko (Hrsg.) (2006) Verurteilt zur Höchststrafe: Tod durch Erschießen, in: Rosa-Luxemburg-Stiftung. 「死刑…

エンツォ・トラヴェルソが自著を語る――The LRBポッドキャストより

ホロコースト研究などで知られる思想史家エンツォ・トラヴェルソさんが、ロンドン・レビュー・オブ・ブックスのポッドキャストで近著について語っています。 Podcast: Enzo Traverso and Adam Shatz · A History of Revolution, in: LRB 23 November 2021 近…

イェニー・フォン・ヴェストファーレン、あるいはイェニー・マルクスについて

2021年12月2日は、イェニー・フォン・ヴェストファーレン、あるいはカール・マルクスの妻、イェニー・マルクスの没後140周年です。ディーツ・ベルリン出版社のSNSより、2008年に同社から出版された彼女の伝記が紹介されていました。 Jörn Schütrumpf (Hrsg.)…

ロバート・オーウェンも生誕250周年――nd紙より

少し前の記事になりますが、2021年5月13日、ドイツ語圏の左派系メディア、nd紙のウェブサイトに、ロバート・オーウェンの生誕250周年を記念して、彼の社会主義思想を振り返る記事が掲載されました。 Michael Brie, Robert Owen: »Die Welt ist gesättigt mit…

1910年2月22日に撮影されたドイツ社会民主党の党学校記念写真とローザ・ルクセンブルク

2021年3月5日、フリードリヒ・エーベルト財団のウェブサイトに、1910年2月22日に撮影されたある記念写真とその解説が掲載されました。 その写真は、ベルリンにあったドイツ社会民主党の党学校内で撮影されたもので、ローザ・ルクセンブルク、ハインリヒ・シ…

ベンヤミン・ブーム――ターゲスシュピーゲル紙より

2021年11月7日、ベルリンの日刊紙『ターゲスシュピーゲル(Tagesspiegel)』紙のオンライン版に、「希望の断章(パサージュ)」と題した論説が掲載されました。そのリード文は、「ヴァルター・ベンヤミンがブームだ!」と書き出し、2021年11月4-6日にベルリ…

ローザ・ルクセンブルク理解のために――zeitgeschichte | onlineより

2021年4月27日、「ルクセンブルクへの中傷、あるいはパブリック・ヒストリはどれだけ不正確であるこことが許されるのか」という意味のタイトルを掲げた論説が掲載されました。 Dominik Rigoll/ Nikolai Okunew: Lästern über Luxemburg ... oder, wie ungena…

プロレタリア運動とユダヤ系の人びとの同盟を歴史的に振り返る――ローザ・ルクセンブルク財団より

2021年9月、ローザ・ルクセンブルク財団のウェブサイトに、国際的な左翼運動のなかのユダヤ系の人びとに焦点をあてた論文集がオンライン公開されました。そのリンク先のある紹介記事はこちらです。 Riccardo Altieri, Bernd Hüttner, Florian Weis (Hrsg.): …

アナーキズムについてのドイツ語ポータルサイト

ちょっとしたことから、アナーキズムについてのドイツ語ポータルサイトにたどり着きました。 www.anarchismus.at アナーキズムの古典、スペイン革命、歴史、フェミニズム、(反)教育、反軍国主義など様々なテーマについて、数多くの情報が掲載されています。…

レイモンド・ウィリアムズ生誕100周年に寄せた記事――ローザ・ルクセンブルク財団より

レイモンド・ウィリアムズが今年で生誕100周年になります。それを記念した紹介記事がローザ・ルクセンブルク財団ウェブサイトに掲載されました。リンクはこちらです。 Christoph Jünke, Materialistische Kultur- und Gesellschaftskritik. Zum 100. Geburts…

アムステルダムの国際社会史研究所ホームページからみるアナーキズムのポスターコレクション

アムステルダムに国際社会史研究所があります。 IISG | International Institute of Social History Black Trowel Collective というSNSアカウントから、アムステルダムのポスターコレクションから ”anarchism” と検索したら、という紹介メッセージがありま…

フェミニズム・ポッドキャストのリンク集――音楽学・音楽史家ズザンネ・ヴォスニツカ氏のHPより

女性視点の音楽と音楽史を専門とするズサンネ・ヴォスニツカ氏のホームページに、フェミニズム・ポッドキャストのリンク集が掲載されました。ドイツ語と英語のポッドキャストのリンク集ですが、合わせて50以上が紹介されています。以下にリンクを貼っておき…

詩人・無政府主義者・反ファシズム闘士エーリヒ・ミューザムの日記(1910ー1924年)オンライン公開

フェアブレッヒャー出版社(Verbrecher Verlag)から刊行されているエーリヒ・ミューザム(Erich Mühsam, 1878-1934)の日記が完結しました。全15巻です。この日記は、以下のウェブサイトでオンラインで閲覧できます。各冊の "Heft" にカーソルを合わせてク…

「1つの出版社、3つの生、数多くの歴史」――ディーツ出版社について

マルクス=エンゲルス全集(Marx-Engels-Werke, MEW)で知られる、カール・ディーツ出版社(Karl Dietz Verlag Berlin)ですが、そのホームページに出版社の歴史を振り返る記事が掲載されました。 Martin Beck, Ein Verlag, drei Leben, viele Geschichten, …

クラーラ・ツェトキンについてのポッドキャスト放送、書籍ほか

ローザ・ルクセンブルク財団の歴史ポッドキャスト Rosalux History 第9回は「クラーラ・ツェトキン」です。リンク先はこちらです。 Rosalux History - Rosa-Luxemburg-Stiftung リード文では、ツェトキンの伝記を執筆したジャーナリスト、ロウ・ツッカーが市…

「21世紀のジェルジュ・ルカーチ」シンポジウムYouTube動画

2021年6月8日、YouTubeに「21世紀のジェルジュ・ルカーチ」と題されたシンポジウム動画がアップされました。 今年6月4日がルカーチ没後50周年にあたることを記念した企画です。URLは以下の通りです。 Georg Lukács im 21. Jahrhundert (1): Matthias Koch & …

ドイツ語歴史雑誌『労働・運動・歴史』(2021年第2号)のオープンアクセス論文

『労働・運動・歴史――歴史研究雑誌』というドイツ語学術雑誌の2021年第2号が刊行されました。 そこに掲載された巻頭論文がオープンアクセスで閲覧できます。論文題目を日本語訳すると、「政治的意思形成と行為遂行的な自己記述の諸空間――ヴァイマル共和国に…