浅田進史研究室/歴史学

研究・教育・学会活動ノート

ドイツ史|戦争

I.G.ファルベンとブーナ=モノヴィッツ強制収容所――ニュルンベルク裁判記念館展示より

「記念館フォーラム(Gedenkstättenforum)」というウェブサイトの新着情報で、2024年6月18日に『ニュルンベルガー・ナーハリヒテン』紙に掲載された、「ニュルンベルク記念館展示――I.G.ファルベンとブーナ=モノヴィッツ強制収容所」というタイトルの記事…

ワルシャワ・ゲットーでの抵抗運動とある少女の経験についての本

メモです。 ローザ・ルクセンブルク財団のSNSの案内で、2023年に『炎のなかの若者――ワルシャワ・ゲットーにおける少女の抵抗と生存闘争』というタイトルの本について知りました。もとは2015年に出版された英語の本のドイツ語訳です。 Aliza Vitis-Shomron, J…

アナ・ハーク(Anna Haag)について

ローザ・ルクセンブルク財団のSNSで、2023年7月10日がアナ・ハーク(Anna Haag)生誕135周年ということを知りました。アナ・ハークさんは、ドイツ語圏の女性の伝記をまとめているウェブサイト、FemBioでは、ジャーナリスト、作家、政治家、平和活動家として…

革命の勝利と西欧マルクス主義について――ak紙より

2023年5月16日、ドイツ語圏の左派系オンライン紙 ak(analyse & kritik: Zeitung für linke Debatte & Praxis)に、「どのように革命は勝利できるのか」という論説が掲載されました。 Johannes Tesfal, Wie kann die Revolution siegen, in: analyse & kriti…

ブレスト=リトフスク講和条約――ドイツ連邦文書館のヴァーチャル展示

ドイツ連邦文書館ウェブサイトで公開されているヴァーチャル展示の一つ、「ブレスト=リトフスク講和条約」へのリンクを貼っておきます。 Frieden von Brest-Litowsk, in: Bundesarchiv Internet 紹介文の最初の段落を紹介します。 ロシアにおける十月革命後…

レーテ共和国から右翼独裁へ――Jacobin誌より

2023年3月13日、ドイツ語圏の左派オンライン・ジャーナル、Jacobin誌に、「レーテ共和国から右翼独裁へ」と題した論説が掲載されました。 Ralf Hoffrogge, Von der Räterepublik zur Rechtsdiktatur, in: Jacobin, 13. März 2023. リード文を要約します。 第…

APuZのウクライナ戦争特集

2023年3月6日に刊行された、ドイツ連邦政治教育センターの雑誌 Aus Politik und Zeitgeschichte (政治と現代史から)は、ウクライナ戦争特集です。PDF版が無料でダウンロードできます。 Krieg in der Ukraine, in: Aus Politik und Zeitgeschichte, 73: 10-…

対ウクライナ戦争についてのPROKLA掲載論文のリンク集

批判的社会科学を掲げるドイツ語圏のジャーナル PROKLA のウェブサイトに、ロシアによるウクライナに対する戦争をテーマとした論文を一覧にしたページを知りました。 Krieg gegen die Ukraine, in: PROKLA. Zeitschrift für kritische Sozialwissenschaft 現…

ギリシャの対ドイツ戦争賠償要求について

2022年6月、ギリシャの外交官であるアリース・ラディオプロス(Aris Radiopoulos)氏が執筆した、第二次世界大戦時のギリシャの被害についての対ドイツ賠償要求を扱った本のドイツ語版が、メトロポール出版社から刊行されました。 Aris Radiopoulos, Die gri…

クルト・アイスナーについてのあれこれ

2023年2月末にバイエルン州立図書館での資料収集のために、ミュンヒェンへ行ってきました。 その週末にミュンヒェン市博物館を訪問したところ、クルト・アイスナー(Kurt Eisner)にまつわる展示も見つけました。同博物館では、生誕150周年にあたる2017年に…

フランツ・メーリングの諸論考の解説付きオープンアクセス――ローザ・ルクセンブルク財団より

2023年1月、フランツ・メーリングの「軍の保護検束」ほかの論考を整理したオンライン冊子が、ローザ・ルクセンブルク財団のウェブサイトで公開されました。そのオンライン版へのリンクがついた短い解説ページはこちらです。 Uwe Sonnenberg (Hrsg.), Franz M…

東欧の癒えない傷――ドイツ語圏の書評サイト sehepunkte より

研究ノートです。 ドイツ語圏の書評サイト sehepunkte に『東欧の癒えない傷――第二次世界大戦の記憶の場への旅』という本の書評が掲載されました。 Offene Wunden Osteuropas, in: Sehepunkte, 22: 11 (2022), rezensiert von Bert Hoppe. 2022年に刊行され…

ダッハウ強制収容所とスペイン内戦――ローザ・ルクセンブルク財団ウェブサイトより

2022年10月26日、ローザ・ルクセンブルク財団ウェブサイトに、「ダッハウ強制収容所におけるスペイン人収容者――迫害された者たちの視点からの基礎研究」というタイトルの短い書評が掲載されました。 Meerwald: Spanische Häftlinge in Dachau, Göttingen 20…

ウクライナにおける戦争とドイツ記憶文化―― Jacobin 紙より

2022年10月11日、ドイツ語圏の左派系オンライン・ジャーナル、ジャコバン紙に「新たなドイツの戦闘用意か」という趣旨の論説が掲載されました。 Christian Dietrich, Neue deutsche Kampfbereitschaft? in: JACOBIN Magazin, 11. Oktober 2022. ロシアによる…

ポーランド分割――ローザ・ルクセンブルク財団歴史ポッドキャストRosalux Historyより

2022年9月21日、ローザ・ルクセンブルク財団SNSより、歴史ポッドキャスト Rosalux History より、第19回「ポーランド分割(Die Teilungen Polens)」の配信のお知らせがありました。リンク先は以下の通りです。 Rosalux History - Rosa-Luxemburg-Stiftung …

ミレーネ・イェセンスカについて――アーロルゼン・アーカイブズより

少し前の記事ですが、2021年10月8日、ナチズムによって迫害された犠牲者・生存者に関する史資料を収集・保管する活動に取り組むアーロルゼン・アーカイブズのホームページに、「ミレーネ・イェセンスカ――ジャーナリスト、フェミニスト、レジスタンス闘士」と…

第一次世界大戦後ドイツのハイパーインフレーションに関する近刊書紹介――Sehepunkteより

歴史学のオンライン書評ジャーナル『ゼーエプンクテ(sehepunkte、視点・観点の意)』 に、第一次世界大戦後にドイツを襲ったハイパーインフレーションについての近著が紹介されました。リンクはこちらです。 Wolfgang Erz: Rezension von: Mark Jones: 1923…

カール・フォン・オシエツキーについてのヴァーチャル展示――ドイツ連邦文書館より

カール・フォン・オシエツキーについて、ドイツ連邦文書館のウェブサイトでヴァーチャル展示「カール・フォン・オシエツキー――あるドイツの平和主義者」が公開されています。 Carl von Ossietzky: Ein deutscher Pazifist, in: Bundesarchiv ジャーナリスト…

ドイツ軍制の歴史――ドイツ連邦文書館より

ドイツ連邦文書館のバーチャル展示として、ドイツ軍制の歴史的変遷をシリーズ企画として取り上げていることを知りました。展示されている史料はすべてフライブルク連邦軍事文書館に所蔵されているものです。2022年9月現在、9つの展示が公開されています。 ド…

戦争・洪水・ハッカーからいかに史料を守るか――Deutschlandfunk Kulturより

2022年7月6日、Deutschlandfunk Kultur(ドイツラジオ文化放送)のウェブサイトに「戦争・洪水・ハッカー――どのように史料を守るか」という記事が掲載されました。 Maximilian Brose, Krieg, Hochwasser, Hacker: Wie sich Archive schützen, in: Deutschlan…

ヴェルサイユ講和条約についてのドイツ連邦文書館ヴァーチャル展示

今日はドイツ連邦文書館ヴァーチャル展示「ヴェルサイユ条約100年」へのリンクを貼っておきます。公開年月日の記載が見当たりませんが、おそらくタイトルから推測すれば、2019年と思われます。違ったら、それはそれで面白いですが。 Bundesarchiv Internet -…

ベルリンの占領博物館計画をめぐって――taz紙より

2022年7月26日、taz紙より「ベルリン占領博物館――自己満足、視野を狭める」と題した記事が掲載されました。 Stephan Lehnstaedt, Besatzungsmuseum in Berlin: Selbstzufrieden, den Blick verengt, in: taz, 26. Juli 2022. リード文では、ドイツ歴史博物館…

「流れに抗して――社会主義者と1870・71年独仏戦争」について

2022年5月、ローザ・ルクセンブルク財団に、「流れに抗して」と題して、1870・71年の普仏戦争、もうドイツでは独仏戦争と呼ばれるのが一般的になったこの戦争で、戦争反対の立場を採った社会主義者に焦点をあてた論説が掲載されました。その紹介ページへのリ…

ロシアによる対ウクライナ戦争によせたドイツ語圏の反応について

もうだいぶ時間が経ってしまった情報もありますが、ロシアによる対ウクライナ戦争についてのドイツ語圏の反応について、ローザ・ルクセンブルク財団や左派系メディアのジャコバン(Jacobin)誌などに掲載された論説をメモしておきます。 まず、ローザ・ルク…

第一次世界大戦賠償問題白書の公表から100年――ドイツ連邦文書館より

1922年4月20日は、ドイツ外務省が第一次世界大戦に関する『賠償問題資料集(1921年5月-1922年5月)』白書を公表してから100周年とのことです。ドイツ連邦文書館のSNSで知りました。 Veröffentlichung des Weißbuchs „Aktenstücke zur Reparationsfrage vom …

ラパロ条約から100年――ドイツ連邦文書館ウェブサイトより

1922年4月16日、ドイツとソ連の間でラパロ条約が締結されました。それから100周年ということで、ドイツ連邦文書館のSNSより、この条約と関連する史料のリンクが貼られた案内ページの紹介がありました。 Bundesarchiv Internet - Vertrag von Rapallo このペ…

「花はどこへ行った」――レナータ・リトヴィノヴァによるマレーネ・ディートリヒ

2022年4月22日、ロシアの俳優・映画監督・脚本家レナータ・リトヴィノヴァが、マレーネ・ディートリヒを演じて、「あなたたちはいつになれば学ぶのだろう」と歌った動画がYouTubeにアップされました。 Renata Litvinova, Когда же Вы наконец поймёте? / Whe…

第一次世界大戦のドイツ賠償金支払いに関する会議について――Archivportal-Dより

ドイツ文書館総合ポータルサイトArchivportal-D に、 "Im Blickpunkt(視点のなかで)" というオンライン史料展示企画があります。 2022年4月1日、その企画の一環として、第一次世界大戦を終結させたヴェルサイユ講和条約に定められたドイツ賠償金の支払いに…

カティンの森事件の記念碑について――360citiesより

カティンの森事件記念碑が 360cities という360度オンライン都市体験ウェブサイトで見学できることを、ローザ・ルクセンブルク財団のSNSで知りました。 Katyn Memorial. The altar group of Polish part 360 Panorama | 360Cities 雪のなかで、ちょっとわか…

東欧におけるドイツ植民地主義の遺産――Merkurより

『メルクーア(Merkur) 』という、1947年に創刊されたドイツ語圏のヨーロッパ思想を専門とする雑誌があります。2022年3月30日に同誌のウェブサイトに、「ドイツ、ウクライナ、ロシア、そして東ヨーロッパにおけるドイツ植民地主義の遺産」というタイトルの…