2021-09-01から1ヶ月間の記事一覧
2021年8月24日、「現代史オンライン(zeitgeschichte | online)」のホームページに、「ヴァイマルに対する暴力」というメディア・展示プロジェクトについての紹介論説が掲載されました。 Martin Sabrow: Gewalt gegen Weimar. Ein Medien und Ausstellungsp…
2020年5月28日、デジタルドイツ女性アーカイブのウェブサイトに、「出だしの音を奏でた女性――トップ業績とジェンダー(給与)ギャップ」という趣旨のタイトルの論説が掲載されました。つい最近気づきました。 Anne-Marie Bernhard/Martina Bick/Susanne Wosn…
ドイツ連邦文書館のウェブサイトで、東西ドイツ間の鉄道連絡(1945-1970年)についてのヴァーチャル展示が公開されています。 Virtuelle Ausstellung: Interzonenzug. Schienenverbindungen über innerdeutsche Grenzen, 1945-1970, in: Bundesarchiv. 冷戦…
30年原則にしたがってドイツの政府文書が公開されていますが、ドイツ連邦文書館のウェブサイトで、1990年の内閣議事録オンライン公開の紹介記事が掲載されました。 Die "Kabinettsprotokolle der Bundesregierung" des Jahres 1990 sind online, in: Bundesa…
ドイツ連邦文書館所蔵史料のデジタル化がどんどん進んでいまして、このブログでもこれまで何度か取り上げてきました。このブログの検索窓で「デジタル化」・「連邦文書館」で検索すると、これまでの記事がリストアップされてみることができます。 さて、ドイ…
ドイツ文書館の総合ポータルサイト Archivportal-D では、"Im Blickpunkt" と題した視点重視のオンライン史料展示がアップされています。このブログでも、これまでにこのサイトと Im Blickpunkt について紹介してきました。 さて、2021年7月29日に、Im Blick…
ドイツ語辞書といえば、ドゥーデン(Duden)です。 Duden | Sprache sagt alles. ドイツ語正書法の基になった辞書を執筆したコンラート・ドゥーデン(Konrad Duden)は、1911年8月1日に亡くなりました。ドイツ連邦文書館ウェブサイトでは、10年前の2011年、…
レイモンド・ウィリアムズが今年で生誕100周年になります。それを記念した紹介記事がローザ・ルクセンブルク財団ウェブサイトに掲載されました。リンクはこちらです。 Christoph Jünke, Materialistische Kultur- und Gesellschaftskritik. Zum 100. Geburts…
以前にこのブログで、第一次世界大戦直後に起きた、反ヴァイマル共和国勢力による軍事クーデタ、カップ=リュトヴィッツ一揆についてのドイツ連邦文書館ヴァーチャル展示を紹介しました。 「カップ=リュトヴィッツ一揆、1920年――ドイツ連邦文書館ヴァーチャ…
ドイツ帝国主義・植民地主義研究でも植民地医学は大きなテーマです。このテーマをリードしてきたヴォルガング・U・エッカート氏が2021年8月16日に亡くなりました。 ハイデルベルク大学医学部ホームページに弔辞へのリンクが掲載されています。以下にも貼って…
ドイツには道路など公共の場に、ホロコースト犠牲者を忘れず、追悼しつづけるための「躓きの石(Stolpersteine)」という取り組みがあります。 2021年8月25日、Dekoloniale というドイツ語メーリングリストで、同月29日にベルリンで2名のアフリカ系犠牲者の…
ホロコーストとその学習教育について携わる人にとって、インゲ・ドイチュクローン(Inge Deutschkron)氏は有名な女性だと思います。わたしはベルリンで留学していたときに、ドイツ語講座で彼女の本を紹介してもらったり、彼女の経験を劇にした ”Ab heute he…
研究メモです。 2021年8月、ロシア革命と大西洋をまたいだアフリカン・アメリカ人の運動の接点を扱った論文集が刊行されました。 David Featherstone and Christian Høgsbjerg (eds.), The Red and the Black: The Russian Revolution and the Black Atlanti…
2021年8月21日、左派のドイツ語新聞、taz紙に、ナチ・ドイツ支配下の東部占領地域でブレーメンとハンブルクの商人たちがとくに利益を上げていたこと、そして多くの企業史料館では今日もなお史料公開が進んでいないことを指摘する記事が掲載されました。 Hist…
2021年8月19日、ドイツ社会史の拠点として知られるビーレフェルト大学で労働史・社会史・文化史を研究してきたトーマス・ヴェルスコップ(Thomas Welskopp)氏が逝去されました。 大学院生時代、研究会を通じて知り合った若手研究者どうしで、彼が共編者とな…
1991年以降、オーストリアでは、毎年、労働者女性の歴史・労働者運動の女性史にケーテ・ライヒター賞が贈られていました。一時中断後、2005年以降、女性・ジェンダー研究にケーテ・ライヒター国家賞が授与されています。 このケーテ・ライヒター(Käthe Leic…
フリッツ・バウアー研究所のウェブサイトで、アウシュヴィッツ裁判(1963-1965年)の音声を録音した記録が一覧になってアップされています。ローザ・ルクセンブルク財団SNSからの情報で知りました。リンク先は以下になります。 Tonbandmitschnitt des 1. Fr…
2015年にベルリンで、第1回国際ヴィリー・ミュンツェンベルク大会が開催されました。そこで発表された論考を編集した報告書が、2018年に公刊されており、インターネットでPDFが公開されています。 Bernhard H. Bayerlein, Kasper Braskén und Uwe Sonnenberg…
以前にこのブログでオンライン雑誌 Geschichte der Gegenwart(現在の歴史)について紹介しました。*1 このオンライン雑誌は今年で創刊5周年というで、有名なドイツの社会史系の学会誌『歴史と社会(Geschichte und Gesellschaft)』第47号に、活動を振り返…
アムステルダムに国際社会史研究所があります。 IISG | International Institute of Social History Black Trowel Collective というSNSアカウントから、アムステルダムのポスターコレクションから ”anarchism” と検索したら、という紹介メッセージがありま…
ドイツ植民地主義の歴史でも、ドイツ帝国議会で帝国主義批判・植民地主義批判を展開したカール・リープクネヒトは重要な人物です。 彼も2021年は生誕150周年ということを知りました。ローザ・ルクセンブルク財団ウェブサイトで、関連する論説が掲載されてい…
2021年5月、ウェブサイト「ルクセンブルク――社会分析と左翼の実践(Luxemburg. Gesellschaftsanalyse und linke Praxis)」に、ヤナ・ヘンゼル(Jana Hensel)と共著で『他者たちの社会(Die Gesellschaft der Anderen)』(2020年)を刊行した、ナイカ・フ…