浅田進史研究室/歴史学

研究・教育・学会活動ノート

ドイツ史|経済史

L!NXが提供する経済理論入門

これまでもローザ・ルクセンブルク財団系列のデジタル教育プラットフォーム、L!NXが提供するウェブ・コンテンツを紹介してきましたが、2022年11月に公開された「経済理論入門」のページを見つけましたので、リンクを貼っておきます。 Einführung Wirtschafts…

フーアマン『共同決定の歴史のなかの女性』――オープンアクセスの近刊書について

ドイツ労使関係における共同決定の歴史について、女性に焦点を当てた本を知りました。フーゴ・ズィンツハイマー労働・社会法研究所のシリーズの一冊でして、以下にリンクを貼っておきます。オープンアクセスになっています。 Uwe Fuhrmann, Frauen in der Ge…

Workers of the Worldについて

Workers of the World: International Journal on Strikes and Social Conflict というオンライン学術誌を知りました。 Workers of the World: Journal on Strikes and Social Conflict この雑誌は、2012年6月に第1号が刊行されています。そして、学際的、グ…

Moving Workers――オープンアクセスの論文集

今年10月に出版された以下の論文集がオープンアクセスでダウンロードできます。 Clauda Bernardi, Viola Franziska Müller, Biljana Stojić, and Vilhelm Vilhelmsson (eds.), Moving Workers: Historical Perspectives on Labour, Coercion and Im/Mobiliti…

2023年ドイツ歴史家大会セッション「民主主義が労働をつくる――労働が民主主義をつくるか」報告について

9月19日から22日まで開催された今年のドイツ歴史家大会の一セッション "Demokratie macht Arbeit – macht Arbeit Demokratie?" が、10月7日にドイツ語圏の歴史学系総合ポータルサイト H-Soz-Kultに掲載されました。 Irmela Diedrichs, Tagungsbericht: HT 20…

革命的シンボルとしての赤旗の起源――ヘレ・パンケによるYouTube講演会

2023年6月15日、ベルリンの左派団体ヘレ・パンケ(Helle Panke)のYouTubeチャンネルで、「革命的シンボルとしての赤旗の起源」という題目の講演が放送されました。リンクを貼っておきます。 Die Ursprünge der roten Fahne als revolutionäres Symbol. Vort…

50年前のドイツ労働総同盟の不一致決議について――フリードリヒ・エーベルト財団ブログより

2023年9月29日に、フリードリヒ・エーベルト財団のブログで、「寛容の限界――ドイツ労働総同盟の不一致決議50年」という記事が掲載されました。 Marcel Bois/ Alexandra Jaeger, Die Grenzen der Toleranz: 50 Jahre Unvereinbarkeitsbeschlüsse des DGB, in:…

Radical Online Collections and Archivesのサイトについて

以前にこのブログで、ラディカル・オンライン・コレクション&アーカイヴズという急進左派のオンライン史料リンク集を紹介したことがあります。 「Radical Online Collections and Archivs について――New Historical Expressより」浅田進史研究室/歴史学ブ…

WerkstattGeschichte(歴史ワークショップ)の第88号「お金について語る」

ドイツの日常史研究のジャーナルといえば、WerkstattGeschichteですが、その2023年9月に公刊された第88号の特集は、"reden über geld"(お金について語る)です。リンクを貼っておきます。 reden über geld, in: WerkstattGeschichte, 88 (September 2023). …

キッチン・ポリティクス――ローザ・ルクセンブルク財団ウェブサイトの書評より

「キッチン・ポリティクス――クィア・フェミニスト的介入」というシリーズ本がドイツ語で刊行されていることを知りました。2023年に刊行された『台所の新秩序』でもう5冊目とのことです。 この本について、ギーゼラ・ノッツさんがローザ・ルクセンブルク財団…

実践のなかの革命的サンディカリズム――ドイツ自由労働者同盟についての近刊書

2023年1月に、『実践のなかの革命的サンディカリズム――ドイツ自由労働者同盟の経営評議会活動、1918-1933年(Revolutionärer Syndikalismus in der Praxis)』というタイトルのドイツ語の研究書が出版されました。出版社の紹介サイトはこちらです。 Jule Eh…

労働運動のなかのユダヤ系の人びと――フリードリヒ・エーベルト財団より

ドイツ社会民主党系のフリードリヒ・エーベルト財団は『社会民主主義アルヒーフ(Archiv der sozialen Demokratie)』という雑誌を発行していますが、同誌からの論文選集第18冊、『労働運動のなかのユダヤ系の人びと――人物像・議論・動機』が、2023年にオー…

いかにナチ富豪が戦後ドイツでさらに豊かになったのか――Jacobin誌より

だいぶ前になりましたが、2023年1月10日、ドイツの左派系メディア、Jacobin誌に「どのようにナチ億万長者が戦後ドイツでさらに豊かになったのか」という記事が掲載されました。 Wie Nazi-Milliardäre im Nachkriegsdeutschland noch reicher wurden, in: JAC…

ストライキ・社会紛争研究の学会 IASSC について

International Association Strikes and Social Conflicts (IASSC) という学会を知りました。 Strikes & Social Conflicts IASSC のトップページには、学際的、グローバル、長期・歴史的、非ヨーロッパ中心主義的パースペクティヴにおいて、労働・社会紛争に…

1927年「子ども共和国」――シュレースヴィヒ=ホルシュタイン歴史協会ホームページより

1927年に、当時、キール市が所有したゼーカンプ農場の敷地で、ドイツ、デンマーク、オーストリア、チェコスロヴァキアから労働者家庭出身の男女の子ども2000人がサマーキャンプのために集まりました。その4週間におよぶテント生活は、「子ども共和国ゼーカン…

Arbeit-Bewegung-Geschichte(労働・運動・歴史)誌のプロレタリア女性運動特集

ドイツ語圏の学術雑誌、Arbeit - Bewegung - Geschichte(労働・運動・歴史)の2023年5月に刊行された第22巻第2号は、ドイツ帝政期・ヴァイマル期のプロレタリア女性運動特集です。 Töchter ihrer Klasse? Die proletarische Frauenbewegung im deutschen Ka…

スパルタクス団共同設立者ケーテ&ヘルマン・ドゥンクラー書簡集

ローザ・ルクセンブルク財団SNSより、2016年に刊行された、スパルタクス団共同設立者ケーテ・ドゥンクラーとヘルマン・ドゥンクラーの二人の書簡集の紹介を目にしました。出版社の紹介ページへのリンクを貼っておきます。 Heinz Deutschland (Hrsg.), Käte u…

ドイツのストライキと移民、1973-2023年――ローザ・ルクセンブルク財団より

ローザ・ルクセンブルク財団ノルトライン=ヴェストファーレン支局は、2023年8月から10月にかけて、半世紀前からのストライキの過去を振り返る映画鑑賞や討論企画を各地で開催するとのことです。*1 „Ihr Kampf ist unser Kampf!“ Streik 1973 bis 2023 und d…

ナチ独裁と労働組合の破壊――ドイツ語圏のポータルサイト・労働組合の歴史より

以前にこのブログで、ドイツ語圏のポータルサイト「労働組合の歴史」を紹介しました。 「ドイツ労働組合の歴史についてのポータルサイト」浅田進史研究室/歴史学ブログ、2021年4月9日 SNSなどで、このサイト内の、"NS-Diktatur und Zweiter Weltkrieg(ナチ…

ヴォルフガング・アーベントロートについてのウェブサイト

ドイツ連邦共和国の成立初期を代表する政治的知識人の一人として、法学・政治学・歴史学を専門としたヴォルフガング・アーベントロート(Wolfgang Abendroth、1906-1985年)を紹介するウェブ空間上のプロジェクトを知りました。私はこれまでほとんど知らない…

社会史国際研究所のESSHCについて

オランダのアムステルダムにある社会史国際研究所(International Institute of Social History)が主催する「第14回ヨーロッパ社会科学史会議(European Social Science History Conference, ESSHC)」が4月12-15日にスウェーデンのヨーテボリ大学で開かれ…

ベルタ・タールハイマーについて――Frauen & Geschichte Baden-Württembergより

以前にこのブログで、Frauen & Geschichte Baden-Württemberg e.V. (女性と歴史・バーデン=ヴュルテンベルク 社団法人)のウェブサイトを紹介しました。 「『女性と歴史・バーデン=ヴュルテンベルク』ウェブサイトについて」浅田進史研究室/歴史学ブログ…

赤い足跡――女性労働者(と男性労働者)の歴史に力点をおいたドイツ語ウェブサイト

"Rote Spuren: Interessiert an der Geschichte der Arbeiterinnen und Arbeiter(赤い足跡――女性労働者および男性労働者の歴史に関心を払う)"というウェブサイトにたどり着きました。 Rote Spuren: Interessiert an der Geschichte der Arbeiterinnen und …

右翼に抗する労働闘争――デジタル教育プラットフォームL!NXより

批判的視点から様々な社会問題の基本的な知識を身につけたいすべての人に開かれたデジタル教育プラットフォームを謳う、ドイツ語・英語のウェブサイト L!NX というウェブサイトがあります。このサイトについては、このブログで以前にも紹介したことがありま…

ドイツ歴史博物館展示「約束としての進歩――分断ドイツにおける産業写真」について――ヴィジュアル・ヒストリーより

専門テーマであるドイツ植民地主義関連の論考でも、図像史的アプローチを採る研究を目にしたことがありますが、「ヴィジュアル・ヒストリー」というドイツ語圏のウェブサイトを知りました。 Visual History | Visual-History Online-Nachschlagewerk für die…

労働組合について――ZDF(第2ドイツテレビ)が提供する子ども向け解説番組 logo!より

ZDF(Zweites Deutsches Fernsehen、第2ドイツテレビ)というドイツの公共放送局のホームページで、logo!という子ども向けニュース解説番組があることを知りました。 logo! - die Kindernachrichten des ZDF - ZDFtivi 色々と多彩な内容が放送されていますが…

ドイツにおける移民の自己組織化について――デジタルドイツ女性アーカイブより

2023年3月30日、デジタルドイツ女性アーカイブのウェブサイトに、「移民の自己組織の伝統路線」というタイトルの記事が掲載されました。 Traditionslinien migrantischer Selbstorganisation, in: Digitales Deutsches Frauenarchiv, 30. März 2023. リード…

バウハウスと戦間期左派学生運動――ローザ・ルクセンブルク財団ウェブサイトより

バウハウスの歴史を扱った論説を、たびたび目にしますが、今度は社会主義をタイトルに掲げた書評を紹介します。 Bernd Hüttner, Sozialismus am Bauhaus, in: Rosa-Luxemburg-Stiftung, 21. März 2023. これは近著の2冊を取り上げたもので、1920年代末・1930…

戦後ドイツの家族史、農民生活からの静かな別れ――ローザ・ルクセンブルク財団より

2023年2月20日、ローザ・ルクセンブルク財団のウェブサイトより、西ドイツ戦後史として、ある農場を営む家族の歴史をたどった本の書評が掲載されました。農業地域における転換を経験した家族の歴史をインタビューをもとに再構成した研究とのことです。ちょっ…

ドイツ労働史協会による労働と時間をテーマにしたシンポジウム報告

ドイツ労働史協会(German Labour History Association)が2022年11月にハンブルクで開催した、「労働」と「時間」をテーマにしたシンポジウムの報告がオンラインで公開されました。 Laura Sichau, Arbeit/Zeit, in: Arbeit – Bewegung – Geschichte: Zeitsc…