講義・ゼミ関係
ドイツデジタル図書館(Deutsche Digitale Bibliothek)のウェブサイトのなかで、ヴァーチャル展示「ライオンと伝説――ヴィルヘルム・クーネルト(1865-1926年)と『ブレームの動物誌』」が開催されていることを知りました。リンクを貼っておきます。 Von Lö…
3月17日にこのブログで、バイエルン州立図書館の東欧・中東欧・東南欧についてのエゴ・ドキュメントおよび遺稿集のデジタル化プロジェクトについて紹介しました。 「東欧・中東欧・東南欧についてのエゴ・ドキュメントおよび遺稿のデジタル化リンク集――バイ…
データ収集と視覚化に特化した、ドイツのオンライン・プラットフォーム Statista の歴史統計のページを知りました。リンクを貼っておきます。 Statista | Geschichte 特集テーマとして、「第二次世界大戦」、「第一次世界大戦」、「歴史」、「米国の世界大国…
2024年10月2日、本だと長すぎて読めない、という人向けに、ローザ・ルクセンブルク財団が左派理論家の古典を解説するポッドキャスト tl;dr("too long, didn't read?")の第42回に、フランツ・ノイマンの『ビヒモス』がアップされました。 tl;dr #42: Franz …
2024年7月5日、ベルリン州記念碑保存局(Landesdenkmalamt Berlin)のYouTubeチャンネルに、ベルリンのオリンピアシュタディオンの歴史ドキュメンタリーがアップされました。 Kick it like Berlin: Die Fußballstadien der Hauptstadt, in: Landesdenkmalamt…
2024年8月12日、ドイツの左派系新聞、taz紙より "Koloniale Gegenwart(植民地的現在)"という記事が掲載されました。 Benno Schirrmeister, Gedenken an Völkermord: Koloniale Gegenwart, in: taz, 12. August 2024. リード文では、120年前にナミビアでド…
2017年に、ドイツ近現代史研究者のミヒャエル・ヴィルトさんが、人民、国民、民族など文脈によって多義的に訳し分けられる「フォルク(Volk)」概念を、テーマにした本を公刊しました。そのオープンアクセス版を知りました。 出版社のウェブサイトより、同書…
とくにバウハウスにそれほど関心があるわけではないのですが、このブログでたびたびとりあげるテーマですね。 今回は、成人教育、なかでも「改革教育学(Reformpädagogik)」、労働者運動との関係がテーマです。 Anke Grotlüschen/Anette Richter-Boisen (Hg…
2024年5月14日、バーバラ・テイラーさんが、"E. P. Thompson and the 'Woman Problem'"という論説を、History Workshopのウェブサイトで発表しました。 Barbara Taylor, "E. P. Thompson and the ‘Woman Problem’," History Workshop, 14. May 2024. この論…
メモです。 ローザ・ルクセンブルク財団のSNSの案内で、2023年に『炎のなかの若者――ワルシャワ・ゲットーにおける少女の抵抗と生存闘争』というタイトルの本について知りました。もとは2015年に出版された英語の本のドイツ語訳です。 Aliza Vitis-Shomron, J…
ミリアム・リュールップさんによる「ドイツ語圏におけるユダヤ史」という論説を見つけました。こちらは、「クリオ・ガイド(Clio Guide)」という歴史学向けのデジタル資料ハンドブックの第3改訂新版に掲載されたものです。 Miriam Rürup, Clio-Guide: Jüdis…
ドイツ社会民主党系のフリードリヒ・エーベルト財団ブログで、イルメーラ・ディートリヒスさんによる「子どもの友100年――遊び・楽しみ・社会主義」というタイトルのブログ記事が掲載されました。 Irmela Diedrichs, 100 Jahre Kinderfreunde. Spiel, Spaß un…
これまでもローザ・ルクセンブルク財団系列のデジタル教育プラットフォーム、L!NXが提供するウェブ・コンテンツを紹介してきましたが、2022年11月に公開された「経済理論入門」のページを見つけましたので、リンクを貼っておきます。 Einführung Wirtschafts…
2023年11月18日に、ドイツ語圏の歴史学総合ポータルサイト、H-Soz-Kultに、抗議活動・社会運動と建築という二つのテーマを重ね合わせた論集についての書評が掲載されました。ちょっと興味がわきましたので、リンクを貼っておきます。 Rezension zu: Protest/…
2023年11月7日、ローザ・ルクセンブルク財団のホームぺージに、2023年に出版された、Biografisches Lexikon des deutschen Rätekommunismus 1920-1960(レーテ・コミュニズム人物事典、1920-1960年)についての紹介が掲載されました。 Biografisches Lexiko…
ドイツ連邦文書館のSNSに、ときおりドイツ近現代史に関わる同館所蔵の画像資料へのリンクが配信されています。 1923年のハイパーインフレと1938年のミュンヒェン協定およびズデーテンラント進駐について、同館の画像データバンクで検索ヒットした一覧へのリ…
学際的研究グループを謳う「移民にかんする知の学術的生産」のプロジェクト「移民概念の用語目録」というドイツ語のウェブサイトを知りました。 Inventar der Migrationsbegriffe このプロジェクトは、移民をめぐる現在と歴史にかかわる議論の中心的な概念に…
ハンブルク歴史博物館(Museum für Hamburgische Geschichte)では、1923年に焦点を当てたハンブルクの歴史についての一連の展示シリーズが開催されています。 2023年9月20日から2024年1月7日までは、「脅かされた都市(Die Bedrohte Stadt)」というタイト…
ローザ・ルクセンブルク財団のウェブサイトで、1968年8月のソ連による「プラハの春」の弾圧と1973年9月に起きたチリにおけるアジェンデ政権に対する軍事クーデタを振り返る、特集サイトが開設されました。 Dossier: Demokratischer Sozialismus, in: Rosa-Lu…
2023年5月25日、ローザ・ルクセンブルク財団のウェブサイトに、グラフで東西ドイツの格差を示すグラフが掲載されました。 Eine Infografik zeigt: Auch mehr als 30 Jahre nach der Wende ist die Spaltung zwischen Ost und West tief,in: Rosa-Luxemburg-S…
また、ドイツ連邦文書館のヴァーチャル展示の紹介です。ナチによる焚書がテーマです。 10. Mai 1933: Verbrennung von Büchern in Deutschland, in: Bundesarchiv Internet 背景説明には、1933年5月10日、ドイツの各都市で、ユダヤ系、社会主義、平和運動な…
およそ3ヵ月前、2023年5月15日のプレスリリースですが、ドイツ連邦文書館が1848・49年革命の175周年を機に、同館が所蔵する1848・49年革命史料を、今年中にすべてオンラインで閲覧できるようにすると発表しました。 Bundesarchiv Internet - Bundesarchiv di…
1927年に、当時、キール市が所有したゼーカンプ農場の敷地で、ドイツ、デンマーク、オーストリア、チェコスロヴァキアから労働者家庭出身の男女の子ども2000人がサマーキャンプのために集まりました。その4週間におよぶテント生活は、「子ども共和国ゼーカン…
Verso社のウェブサイトに、エリック・ホブズボームが1978年に出版された論文集 Rebels and Their Causes: Essays in Honour of A. L. Morton に寄稿した論文が初めてオンライン公開されました。 以下にリンクを貼っておきます。 Eric Hobsbawm, "The Histori…
かなり前のことですが、2015年にオンライン・アート誌 Hyperallergic で、2000点を超える米国の急進主義的なポスターを収集したミシガン大学ジョゼフ・A・ラバディ・コレクションがデジタル化されたという記事が掲載されたことを知りました。 Allison Meier,…
1993年5月29日の夜間にゾーリンゲンでトルコ人移民家庭に対する放火殺害事件が発生しました。2023年はそれからちょうど30年になります。その事件を振り返る論文集が、4月に刊行されました。オープンアクセスです。 Birgül Demirtas / Adelheid Schmitz / Der…
以前にこのブログで、ドイツ語圏のポータルサイト「労働組合の歴史」を紹介しました。 「ドイツ労働組合の歴史についてのポータルサイト」浅田進史研究室/歴史学ブログ、2021年4月9日 SNSなどで、このサイト内の、"NS-Diktatur und Zweiter Weltkrieg(ナチ…
ウィーンで刊行されている左派系評論誌『ターゲブーフ(Tagebuch、日記・日誌の意)』のホームページにあるブログ欄に、「サバルタンと歴史の解放」というタイトルの記事が掲載されました。 Jens Kastner, Subalterne und die Befreiung der Geschichte, in:…
批判的視点から様々な社会問題の基本的な知識を身につけたいすべての人に開かれたデジタル教育プラットフォームを謳う、ドイツ語・英語のウェブサイト L!NX というウェブサイトがあります。このサイトについては、このブログで以前にも紹介したことがありま…
このブログで何度かドイツ語圏のオンライン現代史事典ドキュペディア・ツァイトゲシヒテ(Docupedia-Zeitgeschichte)を取り上げたことがあります。 Docupedia-Zeitgeschichte 2023年3月28日、このウェブサイトに、オーラル・ヒストリーの項目についての論説…