浅田進史研究室/歴史学

研究・教育・学会活動ノート

講義・ゼミ関係

ヴァイマル共和国期の貴族財産没収にかんする国民投票――ドイツ連邦文書館ヴァーチャル展示より

昨日のブログで、民主主義の歴史の一つとして財産の均等化をとりあげた講演について紹介しました。それと関連するドイツ連邦文書館ホームページで「諸侯財産没収についての国民投票」というヴァーチャル展示を知りました。 Volksentscheid über die Fürstene…

ナチ期に迫害されたレズビアン女性のための祈念碑と委託研究――マグヌス・ヒルシュフェルト連邦財団の委託

2022年5月2日、マグヌス・ヒルシュフェルト連邦財団(Bundesstiftung Magnus Hirschfeld)のホームページに、ベルリン自由大学教授マルティン・リュッケさんによる論文「ナチズムにおけるレズビアン女性の迫害」が紹介されました。 Martin Lücke: Die Verfol…

「花はどこへ行った」――レナータ・リトヴィノヴァによるマレーネ・ディートリヒ

2022年4月22日、ロシアの俳優・映画監督・脚本家レナータ・リトヴィノヴァが、マレーネ・ディートリヒを演じて、「あなたたちはいつになれば学ぶのだろう」と歌った動画がYouTubeにアップされました。 Renata Litvinova, Когда же Вы наконец поймёте? / Whe…

ベルリンの「躓きの石」について

ベルリンを歩いていると、本当に「躓きの石(Stolperstein)」によく出くわして、そのたびに立ち止まっています。「ベルリンの躓きの石」というウェブサイトがあり、そこで情報を入手できます。 Stolpersteine in Berlin このウェブサイトを知ったきっかけは…

Stanford Encyclopedia of Philosophy について

Stanford Encyclopedia of Philosophy というスタンフォード大学のウェブサイト上で提供されている哲学事典を知りました。 Stanford Encyclopedia of Philosophy 1995年から同大学の言語情報研究センターで着想され、2006年に新しい検索エンジンを組み込んだ…

カティンの森事件の記念碑について――360citiesより

カティンの森事件記念碑が 360cities という360度オンライン都市体験ウェブサイトで見学できることを、ローザ・ルクセンブルク財団のSNSで知りました。 Katyn Memorial. The altar group of Polish part 360 Panorama | 360Cities 雪のなかで、ちょっとわか…

国際女性デーに寄せたデジタルドイツ女性アーカイブのYouTube動画

2022年3月8日は国際女性デー111周年ということで、デジタルドイツ女性アーカイブは、5分34秒の動画「3月8日の国際女性デー――歴史と今日的意味」をYouTubeにアップしました。 Internationaler Frauentag am 8. März: Geschichte und heutige Bedeutung, in: D…

第一次世界大戦後ベルリンにおける土地所有の社会化の試みとその失敗――Jacobin紙より

2022年2月14日、ドイツ語の左派系オンライン・ジャーナル、Jacobin 紙のウェブサイトに、「どのように最初のドイツ社会化委員会は失敗したか」というタイトルの論説が掲載されました。 Dietmar Lange, Wie die erste deutsche Sozialisierungskommission sch…

ウェブ事典「赤いウィーン」について

戦間期のウィーンは、「赤いウィーン(Das rote Wien)」として知られています。この期間のウィーンの変化は、1934年にナチズムによって民主主義が崩れ去るまで、築き上げた社会民主主義勢力の成果と理解されています。 ちょっとした機会から、「赤いウィー…

女性に対する暴力からの保護――デジタルドイツ女性アーカイブより

11月25日は「女性に対する暴力撤廃の国際デー(International Day for Elimination of Violence against Women)」です。 この日に合わせて、デジタルドイツ女性アーカイブのウェブサイトでは、通報された暴力事件の増加を警告する論説が掲載されました。 Je…

「1948年ゼネスト――ドイツ連邦共和国の神話」――nd紙より

数年前の記事ですが、2018年11月9日、ドイツ語圏の左派系オンライン紙 nd に掲載されたインタビュー記事を紹介します。1948年11月12日にドイツ連邦共和国で起きたゼネストと「社会的市場経済」の標語の登場を取り上げたものです。 Generalstreik 1948: Der M…

現代奴隷制の世界地図――ローザ・ルクセンブルク財団より

2021年11月、ローザ・ルクセンブルク財団のウェブサイト、『奴隷化図説――強制労働と搾取についてのデータと事実(Atlas der Versklavung: Daten und Fakten über Zwangsarbeit und Ausbeutung)』という冊子の紹介記事が掲載されました。リンク先はこちらで…

フリッツ・トビアス関係資料のオンライン公開――1933年2月ドイツ国会議事堂放火事件との関わりで

昨日の経済史講義で、ドイツ国会議事堂放火事件について触れました。ちょうどドイツ連邦文書館より、フリッツ・トビアス氏(Fritz Tobias, 1912-2011年)関係資料のデジタル化と大部分のオンライン公開についての記事を知りました。 Digitalisierung der "S…

ドイツにおけるアフリカ系の人びとの歴史――3satのドキュメンタリー

2021年9月29日、ドイツ、オーストリア、スイスの公共放送局が共同で提供する衛星放送総合テレビ・プログラム、3satのウェブサイトに「元々どこから来たの――ドイツにおける黒人」というタイトルのドキュメンタリー放送がアップされました。リンク先はこちら。…

「11月革命」――ローザ・ルクセンブルク財団歴史ポッドキャストRosalux Historyより

このブログでは、ローザ・ルクセンブルク財団の歴史ポッドキャストRosalux Historyに投稿された音声放送を紹介してきました。今回は、第12回「11月革命」です。以下のリンク先から視聴できます。 Rosalux History - Rosa-Luxemburg-Stiftung リード文では、…

「ドイツ統一、ドイツの多様性――10月3日のための新しい語りへの探求」について

これまで何度か、ドイツ語圏の歴史系ウェブサイト Geschichte der Gegenwart(現在の歴史)に掲載された論説を紹介してきました 。 ありがたいことに、前回紹介したジェノサイド研究者A・ディルク・モーゼス(A. Dirk Moses)さんの論考は、文章だけでなく、…

エリック・ホブズボームのドキュメンタリー映像――London Review of Booksより

2021年4月8日、London Review of Books のYouTubeチャンネルから、エリック・ホブズボームのドキュメンタリー映像がアップされました。 Eric Hobsbawm: The Consolations of History, in London Review of Books - YouTube, 8. April 2021. 幼少期からの彼の…

プロレタリア運動とユダヤ系の人びとの同盟を歴史的に振り返る――ローザ・ルクセンブルク財団より

2021年9月、ローザ・ルクセンブルク財団のウェブサイトに、国際的な左翼運動のなかのユダヤ系の人びとに焦点をあてた論文集がオンライン公開されました。そのリンク先のある紹介記事はこちらです。 Riccardo Altieri, Bernd Hüttner, Florian Weis (Hrsg.): …

ヴァイマル期教育改革――ドイツ文書館総合ポータルサイトArchivportal-Dより

ドイツ文書館の総合ポータルサイト Archivportal-D では、"Im Blickpunkt" と題した視点重視のオンライン史料展示がアップされています。このブログでも、これまでにこのサイトと Im Blickpunkt について紹介してきました。 さて、2021年7月29日に、Im Blick…

コンラート・ドゥーデンについて――ドイツ連邦文書館ウェブサイト記事

ドイツ語辞書といえば、ドゥーデン(Duden)です。 Duden | Sprache sagt alles. ドイツ語正書法の基になった辞書を執筆したコンラート・ドゥーデン(Konrad Duden)は、1911年8月1日に亡くなりました。ドイツ連邦文書館ウェブサイトでは、10年前の2011年、…

レイモンド・ウィリアムズ生誕100周年に寄せた記事――ローザ・ルクセンブルク財団より

レイモンド・ウィリアムズが今年で生誕100周年になります。それを記念した紹介記事がローザ・ルクセンブルク財団ウェブサイトに掲載されました。リンクはこちらです。 Christoph Jünke, Materialistische Kultur- und Gesellschaftskritik. Zum 100. Geburts…

1920年の対抗革命、中部ドイツにおけるカップ=リュトヴィッツ一揆――イエナ市立博物館より

以前にこのブログで、第一次世界大戦直後に起きた、反ヴァイマル共和国勢力による軍事クーデタ、カップ=リュトヴィッツ一揆についてのドイツ連邦文書館ヴァーチャル展示を紹介しました。 「カップ=リュトヴィッツ一揆、1920年――ドイツ連邦文書館ヴァーチャ…

Wien Geschichte Wiki とケーテ・ライヒター

1991年以降、オーストリアでは、毎年、労働者女性の歴史・労働者運動の女性史にケーテ・ライヒター賞が贈られていました。一時中断後、2005年以降、女性・ジェンダー研究にケーテ・ライヒター国家賞が授与されています。 このケーテ・ライヒター(Käthe Leic…

アムステルダムの国際社会史研究所ホームページからみるアナーキズムのポスターコレクション

アムステルダムに国際社会史研究所があります。 IISG | International Institute of Social History Black Trowel Collective というSNSアカウントから、アムステルダムのポスターコレクションから ”anarchism” と検索したら、という紹介メッセージがありま…

1970・80年代ドイツ連邦共和国における女性の徴兵に対する抗議運動――DENKtRÄUMEの研究プロジェクト

2021年7月22日、デジタルドイツ女性アーカイブのホームページに、"Frauen in die Bundeswehr? - Wir sangen Nein!"(ドイツ連邦軍に女性?――私たちは否!)というタイトルの紹介記事が掲載されました。 ‚Frauen in die Bundeswehr? – Wir sagen NEIN!‘, in:…

オーストリアの女性・レズビアン運動文書館STICHWORTについて

STICHWORT (キーワードの意)という名前の女性・レズビアン運動に関する文書館があります。2021年5月17日にデジタルドイツ女性アーカイブのウェブサイトに同館の取り組みとオーストリアにおける中絶法問題についての論説が掲載されました。 Margit Hauser (…

詩人・無政府主義者・反ファシズム闘士エーリヒ・ミューザムの日記(1910ー1924年)オンライン公開

フェアブレッヒャー出版社(Verbrecher Verlag)から刊行されているエーリヒ・ミューザム(Erich Mühsam, 1878-1934)の日記が完結しました。全15巻です。この日記は、以下のウェブサイトでオンラインで閲覧できます。各冊の "Heft" にカーソルを合わせてク…

「ロシアはわれわれのインドである」――1941年のナチ・ドイツによる対ソ戦開始についての論説

2021年6月、ローザ・ルクセンブルク財団のウェブサイトに、「ロシアはわれわれのインドである――1941年のドイツによるソ連襲撃について」というタイトルの論説が掲載されました。著者は1938年生まれの東欧史研究者ハンス=ハインリヒ・ノルテです。 Hans-Hein…

ドイツほか歴史博物館のなかの「社会的市民権」展示について

ローザ・ルクセンブルク財団ウェブサイトで、2021年6月14日に、ヴォルフガング・イエーガー『博物館における社会的市民権――9つの文化史博物館における社会的民主主義の表象』(2020年)の書評が掲載されました。 Wolfgang Jäger, Die Repräsentation soziale…

ドイツ語ポッドキャスト Zeit für Gender について

2021年4月24日、ドイツ語ポッドキャスト Zeit für Gender(ジェンダーのための時間の意)に、「組織化できないもの――繊維・衣服産業における女性の組合活動」というタイトルの企画の録音がアップされました。放送時間は22分です。 'Die Unorganisierbaren': …