浅田進史研究室/歴史学

研究・教育・学会活動ノート

ドイツ史|ジェンダー

エリーザベト・ハウプトマンについて

2022年6月20日は、エリーザベト・ハウプトマンの生誕125周年とのことです。ローザ・ルクセンブルク財団のSNSで知りました。彼女の経歴については、FemBio からどうぞ。 Paula Hanssen, Elisabeth Hauptmann, in: FemBio. Frauen.Biographieforschung. 上記の…

マルゴット・ホイマンを語る――Geschichte der Gegenwartより

2022年6月12日、ドイツ語圏の歴史学系ウェブサイト、Geschichte der Gegenwart(現在の歴史)にホロコースト生存者マルゴット・ホイマン(Margot Heuman)を語る3人の歴史家による討論「マルゴット・ホイマンの素晴らしい人生――劇場、ホロコースト、クイア史…

全ドイツ女性教師協会(ADLV)について――デジタルドイツ女性アーカイブより

今年5月27日、デジタルドイツ女性アーカイブのSNSで、この日がドイツ女性教員の全国組織、Allgemeiner Deutscher Lehrerinnen Verein (ADLV) の創立日ということを知りました。 同協会は、1890年にテュービンゲンのフリードリヒスローダで発足しました。ナチ…

文書館・図書館・記録政策における女性・ジェンダー――オーストリア図書館員連合通信より

オーストリア図書館連合のニューズレター、Mitteilungen der Vereinigung österreichischer Bibliothekarinnen & Bibliothekareの第75巻第1号(2022年)が公刊されました。「文書館、図書館、記録政策――女性およびジェンダーに特化したアクセスについて」と…

ジャネット・ヴォルフについて――フリードリヒ・エーベルト財団歴史ブログより

ドイツ社会民主党系のフリードリヒ・エーベルト財団のホームページに、歴史ブログ「FEShistory - der Blog」というページがあることを知りました。 FEShistory - der Blog 2022年5月19日にそこに、「ジャネット・ヴォルフ――『聖書とベーベル』ともに正義と民…

反ファシズム雑誌 Der rechte Rand の特集号「反フェミニズム」について

「反ファシズム雑誌」を掲げるドイツ語圏の隔月発行の雑誌を知りました。すべて小文字で "der rechte rand" という名前のホームページで、実際の雑誌の表紙には、スペースなしに "derrechterand" と印刷されています。 der rechte rand 意味は、「右の端」、…

ナチ期に迫害されたレズビアン女性のための祈念碑と委託研究――マグヌス・ヒルシュフェルト連邦財団の委託

2022年5月2日、マグヌス・ヒルシュフェルト連邦財団(Bundesstiftung Magnus Hirschfeld)のホームページに、ベルリン自由大学教授マルティン・リュッケさんによる論文「ナチズムにおけるレズビアン女性の迫害」が紹介されました。 Martin Lücke: Die Verfol…

ベルリンの社会活動家ゲルダ・M・マイアーの記録――デジタルドイツ女性アーカイブより

2022年4月21日、デジタルドイツ女性アーカイブに、「始まり、中断、再開――ゲルダ・M・マイアーの手記」というタイトルの紹介記事が掲載されました。 Aufbruch, Abbruch, Wiederkehr – die Notizen der Gerda M. Meyer, in: Digitales Deutsches Frauenarchi…

「女性と労働組合」――Hypothesesより

2022年3月8日、人文社会科学系研究ブログ・プラットフォームを掲げる Hypotheses というウェブサイトに、「女性と労働組合――繊維衣服産業組合の女性を事例にした労働組合史における新しい視角形成のための論告」というやや長い副題をもつ論説が掲載されまし…

フェミニズムの歴史を学ぶドイツ語カード教材 Feminist History Walk――ローザ・ルクセンブルク財団ウェブサイトより

2022年3月にローザ・ルクセンブルク財団ウェブサイトに、「フェミニスト・ヒストリー・ウォーク」と題した、世界各地のフェミニズム運動の言葉と活動を紹介した学習教材がアップされました。教材全体の説明はこちら。 Anne Steckner, Feminist History Walk:…

反戦記念日としての国際女性デー――SoZより

『社会主義新聞(Sozialistische Zeitung、Soz)』の2022年3月号オンライン版に、国際女性デーを反戦記念日でもあると論じた、女性史家・活動家ギーゼラ・ノッツ(Gisela Notz)氏の寄稿が掲載されました。 Gisela Notz, Der Internationale Frauentag ist a…

国際女性デーに寄せたデジタルドイツ女性アーカイブのYouTube動画

2022年3月8日は国際女性デー111周年ということで、デジタルドイツ女性アーカイブは、5分34秒の動画「3月8日の国際女性デー――歴史と今日的意味」をYouTubeにアップしました。 Internationaler Frauentag am 8. März: Geschichte und heutige Bedeutung, in: D…

「女性と歴史・バーデン=ヴュルテンベルク」ウェブサイトについて

Frauen & Geschichte Baden-Württemberg e.V. (女性と歴史・バーデン=ヴュルテンベルク社団法人)のウェブサイトを訪問しました。1994年、この協会は、歴史学への参加と斡旋に女性の参加を強め、研究におけるジェンダーのカテゴリーに力点が置かれるように…

ミヒャエル・ヴィルト『飛散した時代』についての書評、インタビュー

2022年1月30日、ドイツ現代史家のミヒャエル・ヴィルトによる2022年1月に出版された近著、Zerborstene Zeit(飛散した時代)についての書評が、『南ドイツ新聞』に掲載されました。 Dietmar Süß, Mit Gespür für historische Umbrüche, in: Süddeutsche Zeit…

「魔女とフェミニズム的解放へ?」――『労働-運動-歴史』雑誌掲載オープンアクセス論文の

2022年1月24日、ドイツ語圏の専門誌『労働-運動-歴史――歴史研究雑誌(Arbeit-Bewegung-Geschichte: Zeitschrift für Historische Studien)』に、1970・80年代における第二次フェミニズム運動期における魔女狩り研究が活性したことを取り上げた論文が掲…

女性建築家としてだけではなく、共産主義者、抵抗の闘士として――マルガレーテ・シュッテ=リホツキーについて

2022年1月17日、HerStoryという女性史に取り組むドイツ語ポッドキャストで、マルガレーテ・シュッテ=リホツキーの回が放送されました。リンク先はこちらです。 Margarete Schütte-Lihotzky: Architektin, Kommunistin, Widerstandskämpferin, in: HerStory,…

ドイツの労働者青年運動文書館について

ちょっとしたことから、Archiv Arbeiterjugendbewegung(労働者青年運動文書館)のホームページを訪問しました。 Archiv Arbeiterjugendbewegung ドルトムント近郊に1982年に建設され、2004・2005年に拡張されました。公共施設として開放され、調査・研究を…

ヴァイマル期ドイツにおける最初の女性議員たち――ドイツ連邦文書館のヴァーチャル展示

ドイツ連邦文書館ウェブサイトに、ヴァーチャル展示「国民議会の女性たち――最初の女性議員」が掲載されています。 Die Frauen in der Nationalversammlung: Die ersten Parlamentarierinnen, in: Bundesarchiv. 「ヴァイマル共和国100年」の企画の一つという…

ドイツ公文書のなかの女性に対する呼びかけ "Frau"と"Fräulein"について――ドイツ連邦文書館ヴァーチャル展示より

ドイツ公文書での女性の呼びかけについて、1972年1月16日、ドイツ連邦内務省はある回状通達を出しました。それは現在でも有効であり、結婚していない女性に対しても "Fräulein(フロイライン)"ではなく、"Frau(フラウ)" と呼びかけることができると指示す…

ドイツ女性協議会について――デジタルドイツ女性アーカイブより

2021年4月7日、デジタルドイツ女性アーカイブのウェブサイトに、ドイツ女性協議会(Deutscher Frauenrat)の歩みを紹介する論説が掲載されました。 Helke Dreier/ Tanja Roth (2021) Deutscher Frauenrat: Lobby der Frauen in Deutschland e.V. (DF), in: D…

イェニー・フォン・ヴェストファーレン、あるいはイェニー・マルクスについて

2021年12月2日は、イェニー・フォン・ヴェストファーレン、あるいはカール・マルクスの妻、イェニー・マルクスの没後140周年です。ディーツ・ベルリン出版社のSNSより、2008年に同社から出版された彼女の伝記が紹介されていました。 Jörn Schütrumpf (Hrsg.)…

女性に対する暴力からの保護――デジタルドイツ女性アーカイブより

11月25日は「女性に対する暴力撤廃の国際デー(International Day for Elimination of Violence against Women)」です。 この日に合わせて、デジタルドイツ女性アーカイブのウェブサイトでは、通報された暴力事件の増加を警告する論説が掲載されました。 Je…

ベルリンのフェミズム文書館FFBIZ、運営補助金の削減予算案に反対する公開書簡について

ベルリンにあるフェミニズム文書館FFBIZ(Das feministische Archiv FFBIZ)は、1978年に女性運動活動家たちによって設立され、1968年以降の女性運動史とそれから派生した社会・政治・芸術運動を記録することを目的に掲げています。さらに、19世紀末以降の女…

ベルリンの最初の「女性の家」(1976ー2001年)について――デジタルドイツ女性アーカイブより

少し前になりますが、2019年3月にデジタルドイツ女性アーカイブのウェブサイトに、ドイツ連邦共和国で最初に設立された「第一ベルリン女性の家(Erstes Frauenhaus Berlin)」についての論説が掲載されました。興味が引かれましたので、リンクを貼っておきま…

ドイツ連邦議会史上、3人目の女性議長の選出に寄せて――デジタルドイツ女性アーカイブより

2021年10月26日、第20期ドイツ連邦議会が成立し、ドイツ社会民主党のベアベル・バース(Bärbel Bas)議員が新しい議長に選ばれました。ドイツ連邦議会の歴史上、女性が議長に就任する3人目になりました。 デジタルドイツ女性アーカイブのウェブサイトでは、…

「諸々のネットワークを動かす」――デジタルドイツ女性アーカイブについて

このブログでは、デジタルドイツ女性アーカイブ(DDF=Digitales Deutsches Frauenarchiv)からの情報を、定期的に紹介してきました。 このDDFの活動を紹介するインタビュー記事が、Digital Media Women というウェブサイトに掲載されました。インタビューさ…

第二次世界大戦後のハンブルク女性運動関係資料収集・デジタル化プロジェクト――Hamburger Frauenringなど

2021年10月8日、デジタルドイツ女性アーカイブ(Digitales Deutsches Frauenarchiv)のウェブサイトで、同機関が研究助成を行い、ハンブルク女性市文書館(Frauenstadtarchiv Hamburg、FSA)が推進するプロジェクトを紹介する記事が掲載されました。プロジェ…

ミュンヒェンの女性運動を想起する記念碑を――Hypothesesより

今年のドイツ歴史家大会のテーマは「解釈闘争(Deutungskämpfe)」です。このテーマにハッシュタグ(#)をつけて、歴史学関係の各ブログで論説を掲載する「ブログパレード」が取り組まれました。 その一つに、ミュンヒェンに、ドイツ最初の女性運動の民主主…

100年前のドイツにおけるアナーキスト女性団体による全国大会について

2021年10月15日、ローザ・ルクセンブルク財団ウェブサイトにて、「1921年――サンディカリスト女性同盟の第一回全国大会」というドイツ語論説が公開されました。リンクはこちら。 Vera Bianchi: 1921: Erste Reichskonferenz des Syndikalistischen Frauenbund…

女性史からみたバウハウス――ローザ・ルクセンブルク財団ほかあれこれ

女性史の視点からバウハウスを振り返った本の紹介がローザ・ルクセンブルク財団のウェブサイトにアップされていました。2014年に公刊されたものですので、ちょっと昔の情報ですが。 Müller: Bauhaus-Frauen. Meisterinnen in Kunst, Handwerk und Design, Be…