浅田進史研究室/歴史学

研究・教育・学会活動ノート

2024-06-01から1ヶ月間の記事一覧

B.テイラー「E.P.トムスンと『女性問題』」――History Workshopより

2024年5月14日、バーバラ・テイラーさんが、"E. P. Thompson and the 'Woman Problem'"という論説を、History Workshopのウェブサイトで発表しました。 Barbara Taylor, "E. P. Thompson and the ‘Woman Problem’," History Workshop, 14. May 2024. この論…

I.G.ファルベンとブーナ=モノヴィッツ強制収容所――ニュルンベルク裁判記念館展示より

「記念館フォーラム(Gedenkstättenforum)」というウェブサイトの新着情報で、2024年6月18日に『ニュルンベルガー・ナーハリヒテン』紙に掲載された、「ニュルンベルク記念館展示――I.G.ファルベンとブーナ=モノヴィッツ強制収容所」というタイトルの記事…

ザクセンのライヒスビュルガーについてのハンドブック

1998年に設立されたアマデウ・アントニオ財団のホームぺージに、『帝国なき市民――ザクセンのライヒスビュルガー(帝国市民)のミリュー』と題したハンドブックが公表されました。 紹介ページのリンクはこちらです。 Bürger*innen ohne Reich, in: Amadeu Ant…

イスラエル・ガザ戦争とドイツにおける学問の自由・言論の自由について

ガザ戦争へのドイツ連邦政府によるイスラエルへの関与に抗議した、ベルリン自由大学での抗議活動のキャンプ撤去以降、学問の自由・言論の自由をめぐって、いくつか気になる声明や記事をピックアップしてみました。 もちろん網羅的ではなく、備忘録的なもので…

1980年代のドイツ連邦共和国における母親センター運動について――デジタルドイツ女性アーカイブより

少し以前の記事ですが、2024年2月12日にデジタルドイツ女性アーカイブのウェブサイトに、「母親センター運動へのスポットライト――モニカ・イェッケルの遺稿」という記事が掲載されました。 Lisa Schug, Spotlight auf die Mütterzentrumsbewegung: Der Nachl…

ベルリンと反アパルヘイト闘争――ベルリンへ亡命した南部アフリカ出身者に関する展示会について

2024年は南アフリカにおけるアパルトヘイト体制の終焉から30年であり、またアフリカ分割で知られるベルリン会議から140年になります。それに関連して、「闘争――ベルリンへ亡命した南部アフリカ人(1884-1994年) 反植民地抵抗110年」という展示会が、5月9日…

インゲボルク・ガイスラーについて――ドイツ民主共和国期キリスト教平和運動の女性芸術家

2024年1月25日、デジタルドイツ女性アーカイブのホームぺージに、ドイツ民主共和国時代のキリスト教平和運動のなかで積極的に活動した女性芸術家、インゲボルク・ガイスラー(1941-2020年)について紹介する記事が掲載されました。 Ingeborg Geißler: Ein L…