すみません。色々と締切と学務が重なってしまい、首が回らなくなってきました。手元のもろもろの原稿が仕上がるまで、学会イベント情報以外、しばらく更新を控えます。
日本語では生活改善運動のほうが理解しやすいと思いますが、「生活改革(Lebensreform)」を書名に掲げた論文集を見つけました。 主題に「トランスナショナル」と「植民地的」を含むので、気になりました。リンクを貼っておきます。オープンアクセスです。 S…
2025年3月24日、東洋文庫リポジトリに『新編 明治以降日本人の中国旅行記(解題)』が公開されました。リンクを貼っておきます。 東洋文庫現代中国研究班編『新編 明治以降日本人の中国旅行記(解題)』東洋文庫、2025年3月 1980年に東洋文庫近代中国研究委…
ドイツデジタル図書館(Deutsche Digitale Bibliothek)のウェブサイトのなかで、ヴァーチャル展示「ライオンと伝説――ヴィルヘルム・クーネルト(1865-1926年)と『ブレームの動物誌』」が開催されていることを知りました。リンクを貼っておきます。 Von Lö…
3月17日にこのブログで、バイエルン州立図書館の東欧・中東欧・東南欧についてのエゴ・ドキュメントおよび遺稿集のデジタル化プロジェクトについて紹介しました。 「東欧・中東欧・東南欧についてのエゴ・ドキュメントおよび遺稿のデジタル化リンク集――バイ…
ナチ・ドイツのホロコーストと強制労働の歴史のなかでも、ハンガリーから北ドイツへの強制移送に焦点をあてたオンラインマップ化プロジェクトを知りました。以下にリンクを貼っておきます。 Holocaust in Ungarn und die Deportationen nach Norddeutschland…
西部ドイツ放送・ケルン(Westdeutscher Rundfunk Köln)のウェブサイトのなかに、いかにネオナチがノルトライン=ヴェストファーレン州から東ドイツ地域に極右の勢力を伸張させたかについてのルポルタージュ記事を見つけました。 リンクを貼っておきます。 …
タイトル通りですが、バイエルン州立図書館のホームページ内に、東欧・中東欧・東南欧にかかわる、デジタル化されたエゴ・ドキュメントと遺稿へのリンク集のウェブページにたどり着きました。リンクを貼っておきます。 Ego-Dokumente und Nachlässe zu und a…
ドイツ歴史家連合(Verband der Historiker und Historikerinnen Deutschlands, VHD)が同団体ホームページに「歴史学における職権乱用」というページを設置したことを知りました。 Machtmissbrauch in der Geschichtswissenschaft – VHD 同ウェブサイトによ…
以下、宣伝です。 2025年度第48回ドイツ現代史学会大会は、2025年9月20日(土)・21日(日)に駒澤大学駒沢キャンパスで開催予定です。下記の通り、パネル企画および自由論題報告者を募集します。 自由論題は修士課程・博士前期課程以上、パネル企画は博士課…
タイトルそのままですが、ドイツ語圏の左派、オルタナティヴ、灰色文献のデータバンクというウェブサイトを見つけました。リンクを貼っておきます。 DATASPACE - Datenbank für linke, alternative, graue Literatur
ドイツ連邦議会選挙で、極右政党「ドイツのための選択肢(AfD)」が票を伸ばしましたが、ローザ・ルクセンブルク財団のホームページで「右翼に対する闘い」と題した特集サイトが組まれています。 Kampf gegen Rechts, in: Rosa-Luxemburg-Stiftung これまで…
Bibliothek und Wissenschaft という雑誌を知りました。2023・2024年の合併号になる第56巻は、ナチの図書館政策についての特集号でして、PDFがオープンアクセスになっています。 Verboten, beschlagnahmt, geraubt. NS-Bibliothekspolitik und -praxis in Eu…
先日のブログ更新では、公開設定をミスしまして、ちょっと混乱してしまいました。 さて、3月1日に日本歴史学協会ホームページで同会によって以前に発表された2つの声明に賛同する学会会員を追記する更新がありました。また、同日新しく国文学資料館に関する…
ちょっとしたメモです。 ドイツ語圏のコミュニティ・ラジオのポータルサイトを知りました。リンクを貼っておきます。 https://www.freie-radios.net/ もともとは、「ポスト移民社会における連帯とパースペクティヴ」(2024年9月3日放送)というタイトルの番…
2025年2月23日にドイツ連邦議会選挙がありましたが、ローザ・ルクセンブルク財団のウェブサイトでは、英語の特設ページが開設されていました。以下にリンクを貼っておきます。 Germany’s Recession Election - Rosa-Luxemburg-Stiftung ドイツ国営の国際放送…
データ収集と視覚化に特化した、ドイツのオンライン・プラットフォーム Statista の歴史統計のページを知りました。リンクを貼っておきます。 Statista | Geschichte 特集テーマとして、「第二次世界大戦」、「第一次世界大戦」、「歴史」、「米国の世界大国…
2024年9月に、transcript社から『新しい女性運動とナチズム――1968-1994年のフェミニズム的記憶文化』という本が出版されました。オープンアクセスでPDFが出版社のウェブサイトからダウンロードできます。 Sina Speit, Die neue Frauenbewegung und der Nati…
ちょっと見逃していましたが、2015年4月に刊行された、ドイツにおける日常史の中心的な雑誌 WerkstattGeschichte(歴史ワークショップ)の66・67合併号が気になりましたので、リンクを貼っておきます。 europas sklaven, in: WerkstattGeschichte, 66/67 (Ap…
2ヵ月ほど前の論説ですが、ちょっと気になったのでリンクを貼って、メモしておきます。 Elfriede Müller, "In die Sackgasse diskutiert," in: ak: Zeitung für linke Debatte & Praxis, 17. Dezember 2024. 2024年12月17日に、ドイツ語圏の左派系オンライン…
2024年11月26日、ローザ・ルクセンブルク財団のホームページに、1984年にヴィースバーデンで開店したカフェ・クラッチュの歴史にかんする近刊書『ミクロトピア――社会運動の日常事例としてのカフェ・クラッチュ』の書評が掲載されました。 Ramm: Mikrotopia. …
左派系の出版社ヴァーソ(Verso Books)の著者たちが2024年アメリカ合州国大統領選挙の結果について、コメントする8本の動画が YouTube にアップされています。 Verso Authors on the 2024 Election, in: YouTube 専門的には、Adam Toozeがコメントしている…
これまでもこのブログで日本学術会議の「法人化」問題をとりあげてきましたが、歴史学の学会連合である日本歴史学協会が、2025年2月2日付の「法人化」反対声明を、ホームぺージに公開しました。 以下にリンクを貼っておきます。 日本歴史学協会 「日本学術会…
2024年10月に、ドイツ語圏のヴァルシュタイン出版社より、『単独犯か――旧ドイツ連邦共和国における右翼テロリズムの行為者たち』というタイトルの本が出版されました。オープンアクセスのPDF版がダウンロードできます。出版社のサイトはこちらです。 Darius …
以前にもこのブログで、ライプツィヒ権威主義研究について紹介したことがありますが、このプロジェクトは2年おきにドイツ社会の権威主義・極右への考え方を調査するものです。 2024年版は、同年11月13日にハインリヒ・ベル財団のホームページに掲載されまし…
昨年の2024年はベルリンの壁崩壊の35周年でした。ドイツ連邦文書館のホームページでは、「革命!――そしてその後は?――壁の崩壊35年、平和的革命と再統一」という特集ページが開設されました。 35 Jahre Mauerfall, in: Bundesarchiv ベルリンの壁崩壊につい…
2024年11月15日、ローザ・ルクセンブルク財団のホームページにドイツ民主共和国における中絶の権利についてのインタビュー記事が掲載されました。 Ursula Schröter / Clara Siegel / Nadine Kramer: Das Abtreibungsrecht in der DDR, in: Rosa-Luxemburg-St…
2024年4月に『プロジェクト・マネージメントとデジタル人文学』というタイトルのドイツ語論文集が公刊されました。そのPDF版がオープンアクセスでダウンロードできることを知りました。出版社のウェブサイトへのリンクを貼っておきます。 Fabian Cremer / Sw…
2025年1月、わたしも会員の現代史研究会のホームページに会員有志による「イスラエルのガザ侵攻に関する声明」が公表されました。 即時の停戦、イスラエルによるガザ地区・東エルサレム・ヨルダン川西岸での市民に対する人権侵害の停止、さらに「国際社会が…
ちょっと前の話ですが、アムステルダムの国際社会史研究所が発行する、International Review of Social Historyの第69巻第2号(2024年8月)が、「デジタル・ファクトリー」を主題に特集(Review Dossier: The Digital Factory)を組んでいました。 興味がわ…