浅田進史研究室/歴史学

研究・教育・学会活動ノート

ハンス=リッテン文書館(HLA)と「赤い援助(Rote Hilfe)」について

 色々とたどっていましたら、労働運動・社会運動の連帯組織の歴史を収集・保存・支援するハンス・リッテン文書館(Hans-Litten-Archiv)を知りました。

 

 

 この文書館は、2005年2月にゲッティンゲンで設立されたとのことです。

 

 2022年2月2日、その文書館が発行する「ハンス=リッテン文書館叢書 赤い援助の歴史(Schriftenreihe des Hans-Litten-Archivs zur Geschichte der Roten Hilfe)」に、第2巻となるマルクス・モーアさんが著した「赤い援助(Rote Hilfe)」のチラシ分析がオンライン上で公開されました。これは1969-1975年を対象として、西ドイツの反主流派の一部として「赤い援助」を位置づけるものです。紹介文はこちら。冊子へのリンクは公開日付のすぐ下にあります。

 

 

 Rote Hilfe のホームページによる自己紹介はこちら

 

カティンの森事件の記念碑について――360citiesより

 カティンの森事件記念碑が 360cities という360度オンライン都市体験ウェブサイトで見学できることを、ローザ・ルクセンブルク財団のSNSで知りました。

 

 

 雪のなかで、ちょっとわかりにくいですが。

 

フォークランド紛争開始から40年――ローザ・ルクセンブルク財団ウェブサイトより

 日本でもすでに取り上げられていますが、2022年4月2日は、1982年に始まったフォークランド紛争マルビナス戦争から40年ということで、ローザ・ルクセンブルク財団ウェブサイトに回顧する論説が掲載されました。

 

 

 この論説では、戦争によって高揚したナショナリズムサッチャーによるイギリス福祉国家労働組合の解体を促したと述べられています。つまり、戦争による新自由主義ナショナリズムの結合の事例として読み解かれています。

 

東ドイツ史に関する史料簡解――ドイツ連邦文書館より

 ドイツ連邦文書館のウェブサイトに、「ドイツ民主共和国史――ドイツ連邦文書館およびシュタージ文書館所蔵の注釈つきの史料」というタイトルのページが公開されました。

 

 

 以下の6つのテーマに関するページへのリンクが貼られています。

 

  • Volksaufstand in der DDR 1953. Virtuelle Ausstellung: Der 17. Juni 1953(1953年6月17日の東ベルリン民衆蜂起についてのヴァーチャル展示)

 

 

 

  • Eisenbahnverkehr über innerdeutsche Grenzen. Virtuelle Ausstellung: Interzonenzug東西ドイツを越境した鉄道交通についてのヴァーチャル展示)

 

 

 

右翼テロリズムのトランスナショナル・ヒストリー

 研究メモです。

 

 2022年にラウトレッジ出版社から右翼テロリズムトランスナショナル史という論文集が出版されました。ちょっと関心があるので、出版社の紹介リンクを貼っておきます。