浅田進史研究室/歴史学

研究・教育・学会活動ノート

ヨーロッパのAmazon配送センターをめぐる越境的労働組合運動について――Sozial.Geschichte Onlineより

 現代史関係のオンライン雑誌をみつけました。

 

 

 雑誌のタイトルは「社会史オンライン――20・21世紀の歴史分析のための雑誌」という意味です。2020年6月25日付のKritische Geschichteさんからの情報で知りました。*1

 2020年7月2日に第27号が公開されました。無料でダウンロードできます。

 

 

 新型コロナ感染症による危機のさなか、その社会運動・労働運動への影響についての論文が並びます。

 ヨーロッパ、とくにドイツとイタリアのAmazon配送センター賃金問題について扱った論考が気になりました。

 

 

 Amazonに対するヨーロッパ各国での対等な賃金体系を求めた労働運動を紹介しています。2018年にAmazonは米国で統一的に時給15ドルの最低賃金を導入しており、同様の処遇を求めるトランスナショナル労働組合運動がテーマです。

 

*1:2020年6月26日Twitter「あさだしんじ」よりツイートした内容を改めたものです。