浅田進史研究室/歴史学

研究・教育・学会活動ノート

ドイツ連邦文書館所蔵ナチ関係史料のデジタル化プランについての続報

 以前にこのブログでも、ドイツ連邦文書館所蔵ナチ関係史料のデジタル化計画について紹介したことがあります。

 

 

 この時には、2033年までと伝えられていましたが、2023年6月6日に同館が新しくプレスリリースを発表しました。

 

 

 それによれば、2027年までに軍事史に重点を置いた中央官庁の所蔵史料をオンラインで利用できるようになります。ドイツ連邦議会が1350万ユーロの追加資金を提供することによって、可能になったとのことです。

 

 色々な背景説明とともに、プレスリリースの本文PDFへのリンクが貼られています。

 これは、立法府が自国の「負の歴史」を公共空間に開く取り組みを資金面でしっかりと支えるということですね。